【予測】2020年、暗号通貨市場はどうなるのか?

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CEX.IOのジャーナリストであり、ビットコインとブロックチェーン関連で仕事を行うMary Ann Callahan氏が、本サイトへ寄稿してくれました。

内容は、2020年の予測というものです。

海外の専門家という視点からみた暗号通貨市場は、参考になると思います。

はじめに

2010年代は非常に活気があり、技術の進歩はかつてないほど急速に発展しました。当時のイノベーションには、ブロックチェーンや暗号通貨(仮想通貨)があげられます。

Bitcoin(ビットコイン)は2009年に発明され、主流な文化としてブレークスルーしたのは、わずか数年後のことでした。

したがって、暗号通貨は過去10年を代表したと言っても、過言ではないはずです。

しかし、次の10年はどうなるのでしょうか。

暗号通貨が今後どうなるか予測するのは、ほぼ不可能です。

しかし、2020年の状況について、基本的な仮説を立てることはできます。暗号通貨は過去2年間、特にビットコインとメジャーなアルトコイン(オルトコイン)は、激しい価格の浮き沈みを経験してきました。

暗号通貨

つまり、2020年も例外ではありません。

そこで、2020年の暗号通貨に関する仮説を見てみましょう!

テクノロジーの観点:状況はさらに改善される

暗号通貨に関連し、私たちが使う言葉の1つにFinTech(フィンテック)というものがあります。

これは金融(Finance)とテクノロジー(Technology)から成る造語です。

したがって、暗号通貨について語るときには、これらの側面、両方を等しく考慮する必要があります。

テクノロジーに関して言えば、ブロックチェーンという概念だけでなく、暗号通貨そのものも引き続きアップグレードされると考えて間違いないでしょう。

今や、世界には何千もテクノロジー関連の仕事があり、聡明な頭脳を持つ人たちが、ブロックチェーン技術の可能性を積極的に研究しているからです。

一般的な結論を出すにあたり、1年間というのはかなり短い期間ですが、2020年12月時点で、ブロックチェーンに関連する技術は、今より多くなるだろうということへ、皆さん同意できるはずです。

しかし一部の人々は、このテクノロジーが過去10年ほど大きくなるとは考えていません。

その人々の1人として、Ethereum(イーサリアム)の創設者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏があげられます。

ヴィタリック氏によると、ブロックチェーン業界は『天井をうった』とのことです。

ではなぜ、この革命的な技術を仕事と資産の中心に据えている人物が、このようなことを言うのでしょうか?

ヴィタリック氏は、1000倍レベルの急成長は、もはや不可能だと考えています。

それは、驚きの要素がなくなったからです。

一般に人々は、暗号通貨やブロックチェーンについて理解ぜず、『単語』を知った途端に誇大広告を増やしていったので、当初は期待を作り出す事が可能でした。

しかし、今日では、ほとんどの人はブロックチェーンが何であるかについて、少なくとも一般的な知識を持っているため、人気が急上昇することは考えずらいわけです。

暗号通貨に熱狂している者の多くは、ヴィタリック氏の発言へすぐに反応し、彼は一種の悲観主義者だと主張しました。

しかしヴィタリック氏は、仮にブロックチェーン業界の時価総額が1000倍になれば、それは全世界の富の70%が暗号通貨へ移行することになると答えています。

つまり、今のところ、不可能だということです。

富といえば、暗号通貨のもう1つの側面、つまり金融システムへ着目するのにふさわしい時期でしょう。

金融的な観点:予測は豊富

暗号通貨アナリストの大多数が同意しているのは、財務的な観点から見て1つだけです。

彼らによると、ビットコインは2020年も引き続き、人気と時価総額の両面でトップにあるだろうということです。

他の暗号通貨と比べてはるかに人気があるので、たとえ大きなブレークスルーがあったとしても、アルトコインが『デジタル・ゴールド』として、トップの座を得る事は恐らくできません。

この主張を裏付ける数字を見てみましょう。

現在の時価総額を比較すると、ビットコインはライバルをはるかに上回っており、1574億ドル(約16兆円)であることがわかります。

2番目はイーサリアムで184億ドルです。

ご覧の通り、両者の違いは非常に大きく、ビットコインへ近づくためには、イーサリアムに幸運と大きなアップグレードが必要でしょう。

比較のため、3番目以降に位置するアルトコインを見てみます。XRPの時価総額は100億ドル、ビットコインキャッシュ(BCH)は60億ドルです。

したがって、これらのアルトコインは、当分BTCの代わりとして、2020年にビットコインを王座から追い落とすものはないはずです。

暗号通貨
執筆時と価格が異なることに留意いただきたい。

価格に関しては、BTCの価値が上がるか、下がるかを判断する方法はありません。

ここ数年はジェットコースターのような値動きが続いており、ボラティリティが依然として高いことを示す証拠もあります。

言い換えれば、暗号通貨の価格は、2020年も変動し続けるということです。これは問題と考えられますが、逆にチャンスでもあります。

多くのトレーダーは、素早い意思決定と日々の価格変動の観察によって、利益を得たり、お金を失ったりしています。

その一方で、ドルなどとほぼ同価値を持つ暗号通貨、Stable Coin(ステーブルコイン)が登場し始め、ボラティリティの問題は解消されました。

しかし、SCはいくつか新しい問題を引き起こしていることに言及するべきです。

結論:暗号通貨は前進しており、あらゆる可能性がある

ひとつ確かなのは、暗号通貨業界が一歩一歩前進することです。

人気、採用、経済的影響、基盤となるテクノロジーの進歩、これらすべては、日々ゆっくりと、しかし着実に向上しています。

しかし、暗号通貨ファンの多くは、業界に新たな大躍進が必要だという感情を、振り払うことができません。

ブロックチェーンそのものと同じくらいの規模が必要であり、それは暗号通貨のあらゆる側面を再び急上昇させるでしょう。

大規模な技術投資が起こるかどうかは、正直分かりません。

しかし、この業界で精力的に働いている人たちが、もう一度笑顔を見せ、暗号通貨に優位性を際立たせる道を開いてくれることへ期待したいと思います。

どのような予測も、たとえ1年間であっても困難な仕事であり、専門家に任せるべきでしょう。

大多数の暗号通貨マニアがすべきことは、最新のニュースを常に入手し、取引に関して賢明な判断を下すことです(自分で考えること)。

この戦略は、2020年においても有用であることが証明されるはずです。

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