Designed item on Suzuri 👔

ビットコインの何が面白いと思うか💸

ビットコインブロックチェーン / 暗号通貨
この記事は約10分で読めます。

*引用シェア歓迎です。リンクを記載し自由にご使用ください

クリブログ

 

特に公言しているわけではありませんが、僕はおそらくビットコイナーに分類されます。

なぜなら、その他ブロックチェーンと言われるものへ関心を持っているものの、ビットコインほどではないからです。

さすがに、ビットコイン一筋で、それ以外は邪道というマキシマリストほどには至りませんが、ビットコインというものを強く『信用』している1人というわけです。

では、なぜ僕はビットコインを信用しているのでしょうか。

それは、『信用がいらない』からです。

そして、信用がいらない、つまり『トラストレス』であることが、僕は最も面白いと感じているポイントです。

トラストレスの定義は人それぞれあるでしょうが、僕は取引に際する信用が極めて小さいことだと考えています。

ビットコイン自体はここ10年ほどで出来たものですが、用いられている要素は、さして新しいものでもありません。

新しいアルゴリズムを用いることで、何かを解決しようとするプロジェクトが多い中、ビットコインはすでに確立されている既存技術をうまく組み込み(PoW)、経済合理性が働きやすいプログラムにインセンティブを組み込んだわけです。

そして、ビットコインの世界では、全ての人間が、公平で同じ立場にいます。

この記事では、僕がビットコインを面白いと感じている理由について書いてみます。

結論、『分散性』という言葉に帰着するのではないかと思います。

  • 「ビットコインでどうなんですか?」
  • 「ビットコインやってますか?」
  • 「ビットコインてまだあるんですか?」

こういった、非常に抽象的な質問をぶつけてしまう方にも役立つことと思います。

なお、僕は金融のプロではないし、経済の博士号を持っているわけでもありません。ついては、勘違いや齟齬などがあると思います。

ぜひ、ご指摘いただければと思う。

【ビットコイン】Bitcoinは何が良いのか ー 「ビットコインやってますか」はやめよう!

発行体がいない

ビットコインには発行体がいません。

これはどのようなことか。

まず、皆が手にしている「諭吉」や「栄一」は、日本の中央銀行が発行しているものです。

これは、米ドルであればアメリカの連邦準備銀行(FRB)ですし、ユーロであれば欧州中央銀行(ECB)です。

つまり、貨幣の流通は国が管理しているので、貨幣の価値やリスクは国の評価になるわけです。日本円の金利は非常に低く、また自然災害(地震など)が発生すると買われます。

これは、簡単にいえば、日本円と日本の信用が高いことを意味しています。

日本の将来を日本人は悲観しますが、投資家はリスクオフになると円を買う傾向にあるのは紛れもない事実です。

しかし、トルコやアルゼンチン、ベネズエラ、ジンバブエといった国では、法定通貨の信用力が非常に低い状態にあります。

このように、国の信用力や経済政策で、貨幣の価値というのは操れてしまうです(簡単ではないが仕組み的に)。

また、通貨を発行する元は、通貨発行益を得ることもできます。利権が発生する箇所に腐敗が生じるのは、人間社会の常ですね。

諭吉
Image by Maccabee from Pixabay

繰りかえしますが、ビットコインには発行体がいません。

では、どのように流通しているのでしょうか。

それは、プログラムに基づいて新規発行され、データとして記帳されていくのです。データの記帳は、コンピューターの計算で行われるのみ。

そして、全てプログラムで稼働するため、変更を行うことは非常に難しいです。

プログラムで稼働し、人間の意思が介在していないことが持つ意味は何でしょう。

すでに述べましたが、人間は、権力や政治力を持つと基本的に腐敗します。

法定通貨を発行するのは、権力ある団体とその人間です。

なるべく、安定させよう発展させようと、金利や発行額を決定していくわけで、法定通貨が便利であることには間違いありません。

しかし、腐敗した政府から身を守るため、発行体のいないアセット、つまり資産をポートフォリオにいれていくのは、選択肢の一つにいれ良いのではないかと、僕は考えているわけです。

どの世界でも同じである

米ドル、日本円、ユーロ、ポンド、スイスフラン。

これらは各通貨が流通している市場で機能するものの、他国では簡単に利用できないかもしれません。

米ドルは石油取引に用いられていることや、植民地支配の成果もあり、世界各国で使用できる確立は高いですが、勿論全ての国では使えません。

実際、為替市場としては大きいものの、日本円は基本的に日本でしか利用できませんね。

ところが、ビットコインはどこかの国が発行しているわけでなく、単なるプログラムなので、どの国にいっても単位は同じです。

カザフスタンでもパプアニューギニアでも、ブルキナファソでも、話題のレバノンでも、『1BTCや1satoshiは、1BTCや1satoshi』です。

世界
Photo by Chris Lawton on Unsplash

ビットコインは、わずか10年ほどしか稼働していない金融システムです。

したがって、どの国でも使用できたり、別のアセットと交換できたり、レートが近しいわけではありません(取引量でスプレッドに相違がでるのは当然)。

ただし、単位が共通であることに変わりはありません。

ある国で1BTC持っており、移動したからといって減価しないのです。

ソフトウェアである

ビットコインはソフトウェアです。

Cryptocurrency、すなわち暗号通貨ですが、仮想通貨だったり、暗号資産だったり、デジタル通貨と呼ばれることもあります。

確かに通貨と名付けられていることから、通貨として使用できます。だがしかし、ビットコインで税金を支払える地域は非常に少ないため、一般に普及する通貨としては機能しません。

米オハイオ州、ビットコインによる納税を受け入れる最初の州に。将来的には個人にも認める見通し - Engadget Japanese
米オハイオ州が、ビットコインによる税金支払を受け入れることが明らかとなりました。アメリカにおいて、仮想通貨による納税を認める最初の州となります。 今週から、オハイオ州の企業はWebサイトOhioCrypto.comにアクセスし、タバコの販売税から従業員の源泉徴収税まで、あらゆる税金をビットコインで支払うよう登録でき.

前置きが少し長くなりましたが、ビットコインはただのプログラムであり、好きな人間がP2Pネットワークへ勝手に参加しているだけです。

オープンソースのP2Pネットワークなので、誰もソフトウェアを管理していませんが、参加している全ての人で管理しているとも言えます。

プログラムは、指定された事が言語として記述され、言語化された命令を忠実に実行し続けます。

ビットコインは、通貨としての機能を持つ、ただのプログラム。

特定の人間の意思が介在しないことは、その他通貨と肩を並べる際の比較材料として、とても重要だと思います。

供給量に限りがある

ビットコインには、2100万BTCという最大供給量がプログラムで決定されています。

法定通貨が、年x%を目標にインフレさせていき、流通・存在する通貨の総量が増加し続けるのとは逆です。MMT(現代貨幣理論)とかね。

供給量に限りがあるものは、いずれ尽きます。

手にできる可能性が低くなり、また難しくなるのです。入手困難で、限りがある資源は、基本的に値上がりするモデルとして予測できるでしょう。

まさに、ゴールドまたは金のようなものです。

このことが、ビットコインはデジタル・ゴールドと呼ばれたり、値動きが原油と似ていたりする所以です。

いつまでも降ってくるモノより、限りあり年々入手しずらくモノの方が、長期的に値上がりする可能性は高いです。

そして、金や原油のように、探せばあるかもしれないという可能性としての限界ではなく(埋蔵量の予測)、ビットコインは供給量と供給スケジュールがプログラムで指定されています。

変更は、容易でありません。

適度な流動性がある

ビットコインは、暗号通貨と呼ばれるもののなかで、最も流動性があります。

以下のグラフを見てみると、ビットコインは暗号通貨の総時価総額で約68%を占めており、また約1294億ドル、つまり約14兆円が流通していることになります。

ビットコイン ドミナンス
https://coinmarketcap.com/charts/

取引の大半は米ドルステーブルコインのTetherや米ドル、ユーロ、日本円、ポンドなどで行われているようですが、これらは取引所での売買代金に基づいたデータであり、正確な数値は出せません。

なぜなら、実際に、人と人が会い両替を行うような対面取引や、OTC取引は含まれていないからです。

https://coinlib.io/global-crypto-charts

対面でビットコインと法定通貨と取引する人物をマッチングさせるサービスに、Localbitcoinsというものがあります。

このサービスで、どれだけ取引が行われているかはCoindaceで見ることが可能です。

中南米や中東の国でも、比較的取引が行われているだろうことを確認できるはずです。

https://coin.dance/volume/localbitcoins/ARS
https://coin.dance/volume/localbitcoins/KZT

移動に許可がいらない

ビットコインの送金は、実のところ、どこかへ送っているわけではありません。

あるアドレスに記録されていたデータを、他人のアドレスへ記録するだけです。このデータが改ざんできないよう、マイナーが取引を検証しています。

物理的なモノを運ぶわけではないビットコインは、国際送金が非常に楽です。受け取る先の人物が、ビットコインを交換できるのであれば、本当に簡単です。

たとえば、日本から、距離的に正反対のブラジルへ、5億円分の資産を移動したいとしましょう。

こういった高額の資金移動において、ビットコインは最も簡単であると僕は考えています。

銀行
Photo by Museums Victoria on Unsplash

銀行送金で5億円分をブラジルへいきなり送金してくれと言われても、AML/CFTだとかなんとかで許可されるには時間がかかるでしょうし、許可されてから送金実行までも時間がかかります。

現金で持ち込むのは、勿論物理的に厳しいです。

これは、ダイヤモンドやゴールドでもそう。持ち込み時、税金が課されることもあります。

ビットコインなら、ウォレットへ入れておくだけです。

これはハードウェアでも良いですし、PCのクライアントソフトでも、紙でも、モバイルウォレットでも良いです。

最終的に、秘密鍵とウォレットをロックするパスワードさえ控えていれば、容易にどこでも持ち出せ、送金できます。

そして、上述しているように、ある程度の流動性を見込めるので、換金性も高いでしょう。

それぞれの状況によるのでなんとも言えませんが、僕は、高額の資金移動において、ビットコインが最も手軽なのではないかと考えています。

政府や金融機関が、送金を止めらることは、まずできませんよね?

まとめ:分散性

ここまでで、ビットコインが面白いと思う理由を簡単に述べてきました。

いずれも、分散性という言葉でまとめることが出来ます。

検証に大きなコストのかかるシステムは、ブロックチェーンによって、大幅に安価となる可能性があります。これは、証券といった金融分野だったり、物流といったサプライチェーンだったりです。

僕はマキシマリストではないので、ビットコイン以外のブロックチェーンはゴミだとか、残る可能性が無いとは思っていません。

そして、分野によっては、きちんと活用されていくことと思います。

しかし、『お金』というものは、最も改ざんされてはイケないもので、かつシンプルである必要があるはずです。

ビットコインは、技術として新しいことを盛り込んでいないので、とても堅牢です。

そして、ビットコイン以上に、誰も管理に関与しない暗号通貨は出てこないでしょう。

横展開する場合も、高速な送金やマイクロペイメント、スマートコントラクトに代表される条件分岐したアプリケーションなどは、ビットコインのサイドチェーンやオフチェーンで実現可能です。

ビットコインは、最も仕組みとして分散している通貨だということが分かったことと思います。

さて、今後、『ビットコインてどうなんですか』という質問は、出てこないといいな!

コメント