テレワークはキャリアにほぼ影響ないことが判明

在宅勤務オピニオン
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在宅勤務(リモートワーク)は、『ワーク・ライフ・バランス』を実現し、従業員の生産性を向上させる効果があることで知られています。

また、環境に有益であるとも言われます。

しかし在宅勤務は、裏付けるデータがないにもかかわらず、良いキャリアを積むのに苦労するという汚名を着せられています。

これは、広大な土地を持つアメリカがそうなので、日本はさらに厳しいでしょう。

レンセラー工科大学のラリー・スクール・オブ・マネジメントの最新の研究によると、現実は、これまで恐れられていたのと反してポジティブだそうです。

最近『Journal of Vocational Behavior』で発表された論文の中で、ラリー・スクール・オブ・マネジメントで企業の管理部門のエリア・ヘッドを務めるTimothy D. Golden(ティモシー・ゴールデン)氏は、在宅勤務者と非在宅勤務者はキャリアの違いといった影響を受けず、きちんと昇進を受けていることを明らかにしました。

「在宅勤務は急速な成長を遂げていますが、キャリア上の悪影響を恐れ、なかなか利用したがらない人もいる」とゴールデン氏は言います。

「この調査結果は、”在宅勤務は仕事に支障が出るのではないか”、という重要な懸念へ答えるのに役立ちます。私の研究によると、それは仕事の状況に大きく依存しています」

Timothy D. Golden

ゴールデン氏は、昇進する在宅勤務者の成功の鍵となる要因は、職場の在宅勤務普及率であることを発見しました。

理由は、在宅勤務が広く受け入れられている職場では在宅勤務者の昇進率が高く、在宅勤務者が少ない職場では低くなっていたからです。

なお、在宅勤務者はオフィス勤務者と同じ割合で昇給する可能性があるものの、賃金は同じように上がらないとゴールデン氏は指摘しています。

しかし、在宅勤務者が通常の勤務時間外に、勤務時間を増やすことで職場へ『献身的な姿勢』を示すと、昇進と昇給の両方で効果があると分析で示されました。

ゴールデン氏はまた、従業員が在宅勤務をしていることだけが論点ではないと判断しています。

在宅で勤務する際の、週当たりの仕事量も従業員が昇進する重要な要素です。

さらに、ゴールデン氏はフェイスタイム(ビデオ通話)が重要であることを発見しました。

これは、従業員が仕事の大部分を在宅で行っている場合でも、上司との接触が多い在宅勤務者は、より高い昇給率だったからです。

以下は優秀なビデオ通話ツールです。通話品質が一番高いので、Zoomはオススメです。

この調査は、400人以上の従業員を対象に、昇進と昇給に関する企業データを照合したサンプルを用いています。

「この研究では、これまでの研究で行われてきたような、単純な回答調査に頼るのではなく、客観的なデータである、実際の昇進や昇給を使いたかったのです」とゴールデン氏。

「データを見れば、昇進や時間の経過に伴う給与の増加など、キャリアの基本的な結果に対する在宅勤務の真の影響を明らかにすることができます」

ゴールデン氏はテレワークと在宅勤務の分野の専門家で、20年以上にわたって研究している人物です。

「これまでの研究では、すべての在宅勤務者を1つの均質なグループとして扱う傾向がありました」

「在宅勤務制度はユニークであることが多く、成功させる最善の方法を決定する際には、こうした制度の違いを理解し、考慮しなければなりません。本研究は、昇進と給与増加に対する在宅勤務の影響を決定する際、考慮すべき文脈的因子が特に重要であることを示唆している」

ポイントをまとめます

  1. 在宅勤務は在宅勤務者が多い職場ではキャリアに影響しない
  2. 上司とコミュニケーションを取るほど昇給の可能性が高い
  3. 在宅勤務でも残業するなど会社への貢献を示すほど良い

会話は、直接人と人が会って行ったほうが効率的でしょう。これは紛れもない事実です。

しかし、現代では便利なサービスを使いこなすことで、そのギャップを埋められると僕は考えています。

つまり、コミュニケーションコストが高くなる負の面をITツールで補うということです。

リモートワークを成功させるには、伝えるべき情報を正確に言語化できる人材で揃え、また各種ツールを使いこなせる『ITセンス』が必要だと思います。

Gitlabがリモートワークに関するマニュアルを公開していますが、通勤時間が無くなるから在宅勤務の方が良いと素直に言えるものではなく、リモートワーク体制構築へ『ガチ』になるべきことが伺えます。

1200人以上の全社員がリモートワーク。GitLabが公開する「リモートワークマニフェスト」は何を教えているか?
新型コロナウイルスの影響などでいま、多くの企業がリモートワークの導入を進めており、それによって多くのビジネスマンもリモートワークへの興味を高めているところでしょう。リモートワークは従来の働き方とどう違うのか、リモートワークにおいて組織として...

先日、以下のようなツイートを見かけました。

確かにうまくいきそうです。

しかし、これだけのツールを自在に使いこなせる人材は、さして多くないのが現実ですよね?

Slackを導入するだけで、かなりハードル高いのではないでしょうか。

参照:sciencedaily

オピニオン

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Keisuke Kuribara

株式会社Propagation代表取締役。興味対象は、ビットコイン、大麻、ウェブ、金融、生物、心理など。金融から健康、テック、音楽など様々な事について執筆しており、このブログは月間20万PV程度となっております。自身のアウトプットや知的好奇心を満たすことが主な目的です。お仕事の依頼や相談などお気軽にお問い合わせください。Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)を保有。

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