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P2Pネットワークの発展で人類はニートとアドレスホッパーへ二極化する

オピニオン
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妄想を書き連ねてみる。

結論から言うと、アドレスホッパーと言われる人とニートに分かれ相互に作用するという話になる。

僕はアドレスホッパーという形は非常にホモ・サピエンスらしいと考えており、それは人類が食料を求めて居住地を変え移動しながら進化してきたからだ。またニートという形態は非常に現代的であり、これがP2Pネットワークの普及により増加するのではないかと考えている。

人類の進化については様々な本が出ており、僕が読んだ中で面白かったものをではサピエンス全史ホモ・デウスモノ・サピエンスがある。

 

アドレスホッパー = ホモ・サピエンス的

まず、なぜアドレスホッパーがホモ・サピエンス的だと考えているかを書いていく。

我々の起源であるホモ・サピエンスはアフリカで誕生し、水や食料を求め移動生活をしてきた。移動経路は、アフリカからヨーロッパに渡り、アメリカやアジア、オーストラリアへと移動していったという説が濃厚だ。つまり、人間は動物であり食料を求めて移動するのが本来の形なのではないかと僕は考えている。定住するようになったのは、食料を安定的に生産するために農耕を始めたことで、移動生活ができなくなったためだ。

現代でも、モンゴルやアフリカ、ロシア、パプアニューギニア、熱帯雨林などで生活する一部民族は移動生活を行っている。彼らは、必要最小限の所有物と組み立て式の簡易的な家、家畜を持ち運び生活拠点を変えている。移動生活をすることで、全ての食料を取り尽くすのではなく少し残すことで再び食物が生まれる。

Hunting with eagles by horseback is an ancient Mongolian tradition

彼らに取って働くとは何を意味するだろうか。答えは食い物と飲み物を取ってくることだ。すなわち、人間が働くのは飯を食うためなのである。

僕が好きな動画を貼っておく。人間を感じる。

【ガチサバイバル】期間限定公開|ザ・秘境生活 (フル) ベネズエラ (ディスカバリーチャンネル)

先進国では、自己承認欲求や物欲、社会関係の形成など仕事をする意味は様々だが、本来は飯を食うための行為が仕事である。南国に行くと全然働いていない人ばかりで、昼間に寝たり椅子にただ座っている人などがイメージできるだろう。彼らがそこまで働かなくても良い理由は、辺に生えている果物や芋を取り、海で魚を取ってこられるので飯が食えるからだ。頑張って働くことに意味はない。ベトナムなどでは何もせずとも勝手に米が生えてくるので(しかも2〜3毛作だ)、最低限のカロリーを摂取できる。

逆に言えば、寒冷であったり不毛な土地の種族は頑張らないと飯が食えない。そのため、機械や物資を生産することで金を生み、その金で地域外から食料を買ったりするわけだ。

食料自給率が低い日本だが、現代において我々は食べ物に困ることがほぼない。ありとあらゆる場所にコンビニエンス・ストアがあり、ゴミ箱漁れば食えるものもたくさんあるだろう。つまり、現代人はどこに行っても飯にありつける環境ができているので、特定の場所に定住する必要はないと言えるのではないだろうか。

こういった背景から、インターネットの発展とともにミニマリストと呼ばれる人達が気分や仕事で居住地を変えるといった現象が生まている。実に人間らしいといえるだろう。

ニート = 人類の進化系

アドレスホッパーと対極にいる種族がニートだ。僕は、自宅にこもっているという行為は非常に現代的であると考えている。アドレスホッパーとは対局で、どこかに移動せずとも飯が食えるなら自宅にこもって娯楽に費やしたいといった考えがある。

僕も映画や漫画、本、ネットサーフィンが好きなので非常によく分かる。自宅から動かずとも娯楽を味わえるのは、高速なインターネット環境ができたことでコンテンツ配信のレイテンシーが低く様々なタイプのコンテンツが生み出されるので飽きないからだろう。これは、技術の発展と何かを生み出す人間の行為が組み合わさったことで成立している。

飯を食う以上に働く必要は本質的にはないので、余剰時間を娯楽に費やすのは至極当然だと思う。このことが、僕がニートという形態は非常に現代的であると考えている理由だ。

ニートがP2Pネットワークに参加

2009年にBitcoinというP2Pネットワークにインセンティブ設計を盛り込んだブロックチェーンネットワークなるものが誕生し、最近世間に浸透してきた。Bitcoinは、皆さんご存知の通りコンピューティングリソースを活用しマイニングを行うと報酬を得ることができる。これと似たものとして、P2Pネットワークのノードを稼働させたり自身のコンピューティングリソースを貸すことで、報酬を得られるモデルが多数出てきている。

興味あれば、マスターリング・ビットコイン仮想通貨の教科書を読んでおけばブロックチェーンに関する知識は十分だと思う。

現在、Bitcoinのマイニングで利益を出すのは相当に難しくなっており、非常に大きな事業者が厳密なコストコントロールや損益シミュレーションを行い、かつ電気代が非常に安価な地域で行わなければ実行する旨味はない。

すなわち、僕がここで記述するのはより個人単位で参加でき、少額でも構わないので利益が出せるネットワークに参加するべきだと言うことになる。マイニング報酬やバリデーター報酬で利益を出せるのは大きな事業者だけになっており、個人が参加するべき市場ではない。

結論として、通貨保有量に応じて報酬が分配されるものではない、より公平性の高いProof of Stakeネットワークへ参加したり、自身が持つストレージを貸し出すことで報酬を得られるネットワーク(Proof of Storage)に参加すると良いかもね、という話。

暗号通貨市場における様々なデータ分析の記事を投稿しているDiarが、PoSネットワークの利回りを掲載している。

Current Select PoS Network Stake Yields – NB: Livepeer current yield stands at 154%. Excluded from the graph below for visual purposes.

ほか、自身が持つ余剰ストレージを他人に貸すことで報酬が得られる分散ストレージというものもある。分散ストレージについて、代表的なネットワークをまとめた記事は以下だ。

SiacoinSwarmIPFSSTROJMaidSafeの概要について記述している。

5つの分散ストレージプラットフォーム概説(Swarm、IPFS、SiaCoin、Storj、MaidSafe)

年々SSDなどの記憶媒体は値下がりしているし、これから5Gなどでネットワークはさらに高速になると予想される。また、大手クラウドストレージサービスのDropboxのPlusプランは1TBで月1000円と個人が使用するには多いし、データを管理されるのがたった一つの企業であるというのは少し危険だと思う。なので、分散的に様々なコンピュータでデータを管理し合い、リソースを提供したユーザーに少しお金を払うというのは、今後の選択肢に入っても良いはずだ。

ニートとアドレスホッパーの共存

アドレスホッパーは必要最小限のものを所有しながら行動し、ニートは常時ネットワークに接続された端末を気にかけることができる。

そう、ニートが所有しているリソースをアドレスホッパーが借りるのだ。

すごく面白いと思う。アドレスホッパーは、移動することが前提にあるので常時ネットに接続するのは難しい。そのため、余剰リソースを持っているニートから借りれば良いわけだ。

ニートは、何かのPoSノードを走らせながら獲得した報酬を売却してお金を稼ぎ、そういえば余っているリソースあるなと言うことでストレージを貸し出してご飯代を稼ぐ、みたいなイメージ。

僕は分身を作ってアドレスホッパーとニート両方やってみたい笑

ノードの紐になれるような事業をやっているStirという会社が既にあり、こういう事業者は今後結構出てくるかもしれない。

すでに、日本国外ではStakeサービスが数多く出てきている。以下はメディア『TheBlock』がまとめたStakeサービスのエコシステムだ。

Mapping out the staking ecosystem

ニートとアドレスホッパーがネットで繫がっている感じ、なんか良くないか。