モバイルメッシュネットワークはLightning Networkを介してインセンティブを得るようになる

モバイルメッシュネットワークはLightning Networkを介してインセンティブを得るようになる
Photo by Ricardo Gomez Angel on Unsplash

Bitcoin Magazineに面白い記事が出ていたので、翻訳して紹介したいと思う。

記事はモバイルメッシュネットワークを構築していくこと、インターネットに接続していなくてもビットコインの取引ができるようになるだろうというもの。Lightning Networkは、そのモバイルメッシュネットワークを構築していくインセンティブになるという。この、モバイルメッシュネットワークであるOSS「Lot49」というものが6月11日にリリースされたようだ。

Lot49のWP発表

モバイルメッシュネットワークを開発する企業『goTenna』は、同社の子会社であるGlobal Mesh Labsが率いるオープンソースプロジェクト「Lot49プロトコル」に関するホワイトペーパーを発表した。

goTennaは、分散化されたモバイルメッシュネットワークの研究に関して暗号通信の分野を牽引しており、インターネット接続を必要とせずにビットコインの取引を行う検閲のない方法を作ろうとしていた。2018年4月、同社は Samourai Wallet提携し、ユーザーがインターネットサービスプロバイダーや基地局に接続することなく取引を行えるようにするモバイルアプリを開発した。

*Samourai Wallet はプライバシー保護を目的としたビットコインウォレットなので、Androidの方にはぜひオススメしたい。

関連記事:「【ビットコインの匿名化技術】TumbleBit, Chaumian CoinJoin, ZeroLink, シュノア署名, STONEWALL, Dandelion, BIP 151, Liquid, Block Filtering, Confidential Transactions

Samourai Wallet

Samourai Wallet

Samourai無料posted withアプリーチ

Lot49プロトコルは、Lightning Networkを使用してデータ配信を行う、分散型メッシュネットワークプロトコルへ貢献するgoTennaの最新の試みだ。マイクロペイメントはインターネットに接続せずメッシュネットワークをホストするノード間で支払われるため、ユーザーはインターネットに依存せずアクティブなデバイスのエコシステムを維持することができる。

Lot49は、2019年6月11日にホワイトペーパーが発表された。WPはプロジェクト概要と技術的な仕様といった包括的な紹介を含んでいる。

goTennaの分散型アプリケーションエンジニアであるRichard Meyers氏によると、Lot49はLightning Networkをベースにしているが、「非常に狭い帯域幅のアドホックモバイルネットワークにも適応しているため、制約の少ないメッシュトポロジーにも適用できる」という。

Myers氏は、Bitcoin Magazineに「Lot49は使いやすさのためだけではなく、技術を基に構築されている」と語った。goTennaの他開発者たちは、「利用可能なうち、最も安全で分散された暗号通貨(ビットコイン)を標準化することが重要だ」と考えているよう。

Lot49の安全なペイメントチャネルを通じて他の暗号通貨を使用しようとする者は、まず従来の方法でビットコインに変換する必要がある。

分散メッシュネットワークによる自由とセキュリティ

Myers氏によると、Lot49の開発戦略にはプロトコルのコーディングにおいて2つの大きな課題があり、「第1はインターネットに直接アクセスしていないこと。第2は、一般的に配信されているメッセージングデータに対してインセンティブの支払いに使用されるネットワーク帯域幅全体を最小限に抑えること」だったという。

Lot49プロトコルが可能な限り低帯域幅であることを可能にするため、Myers氏は同社がメッシュネットワークに互換性を持つハードウェアデバイスの開発を計画していると述べた。つまり、goTennaがすでに製造しているデバイスからネットワークは始まり、他のメッシュデバイスと同様にHFラジオと衛星で動くことを目標としている。

Myers氏は、「十分なユーザー密度がある場所では、人々は自分の友達や家族とチャットするための主要なインスタントメッセンジャーとして、インセンティブメッシュネットワークを使用できるはずだ。これは、従来の集中型通信でもコストが高かったり、利用できない場所で最も魅力的になるだろう」と述べた。

将来を見据えて、Myers氏は次のように述べている。

「メッシュネットワークで通信を使用する人々が増えるにつれて、政府はP2P通信のための無線周波数帯を開放するインセンティブを持つようになるだろう。また、これは抑圧的な政府がコミュニケーションを検閲したり監視したりすることも難しくなる事を意味する。さらに、インセンティブ通信はメッシュネットワーク上のビットコインで支払われる情報サービスのエコシステムを生み出すだろう」

同氏は、とりわけ「ビットコインの開発者コミュニティは、Lot49プロトコルが信頼性を最小限に抑え、攻撃に対して耐性があり、リソースをできるだけ効率的に利用できるように支援してくれることを願っている」ことから、オープンソースであることを強調している。

所感

僕は、ネットワーク通信が分散化され検閲耐性をつけることは非常に重要だと考えている。そういった意味でLot49には期待したい。インセンティブにLNが使用されるので、ネットワークに接続さえすればNodeをすでに持っている僕のような人間は、通信を仲介することで少額のビットコインが入っていくるようになるだろう。

これまで最新技術は資金調達を行った企業がクローズドに開発し独占するモデルだったが、これからはオープンソース化(OSS化)し、世界中の有志とともに開発していく流れになるのではないかと思う。ソフトウェアの透明性が求められる時代になっている。

参照:bitcoinmagazine

You May Also Like