動画を画像として表現したい場面。
そんなときは、Gifへ変換すると便利ですよね。
ちなみに、読み方は『ジフ』です(ギフの方もいるので、どちらでも伝わると思う)。
動画編集ソフトやアプリ、ウェブサービスを使うのも良いですが、より手軽かつ簡単に行えれば、それに越したことはありません。
僕は以前、Googleで次のように検索し、適当にいずれかのサービスを利用していました。
「mov to gif」
しかし、毎回検索するのも面倒です。
あるとき『FFmpeg』というツールを知ってから、Gifを利用することが増えました。
では、使い方を説明していきます。
Macでmovやmp4をGifにする
例では、画面キャプチャーしたMovファイルをGifへ変換させてみます。
Macの記事なんで、Appleのサイトにしておきましょう。
動画をキャプチャーすると、僕の場合はデスクトップへ保存されるので、以下のようになります。

では、「screenshot 2020-05-17 9.42.36.mov」をコマンドラインで変換処理させていきます。
FFmpegをインストール
まず、『FFmpeg』をインストールします。
terminalから、以下の文字列をコピー&ペーストしてください。
brew install ffmpeg
↓こんな感じです。

変換処理する
『FFmpeg』をインストールできたら、以下のコマンドを入力するだけ。
ffmpeg -i [変換元movファイル] -r 24 [変換後gifファイル]
つまり、今回の場合は以下のようになります。
ffmpeg -i /Users/keisukekuribara/Desktop/screenshot\ 2020-05-17\ 9.42.36.mov -r 24 /Users/keisukekuribara/Desktop/screenshot\ 2020-05-17\ 9.42.36.gif
処理している様子をGifにしてみました。

ファイルのディレクトリをいちいち入力するのは面倒な場合、Finderからドラッグ・アンド・ドロップすると楽です。
んで、movファイルのディレクトリをコピーし、末尾の拡張子をgifにすると。
先程キャプチャした、Appleウェブサイトの動画をGifにするとこんな感じ。

動画をGifへ変換すると、次のようなケースで役立つと思います。
- 動画をそのままアップロードすると重い時
- 画像しかアップロードできない時
具体的には、
- ウェブサイト
- ブログ
- note
- ヘルプデスク
- ナレッジ(マニュアル)
- Docs
などで活躍するはず。
動画プレイヤーはブラウザで表示が異なるケースもあるので、ウェブサイトでの表現向上に役立てれば嬉しいです!
僕は『notion』というサービスを多用しているのですが、動画がアップロード不可であったため、FFmpegにマジ感謝しています。
notionは、Trelloとメモサービスを組み合わせたようなもので、
- ドキュメント
- ToDo
- ナレッジベース
- プロジェクト管理
- ヘルプデスク
とか無限に使いみちがある神ツールです。
後で、使い方でも紹介しようと思います。
追記(2020/05/26)
脆弱性修正のアップデートが配信されました。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1254535.html
以下のコマンドでアップデート可能です。
brew update && brew upgrade ffmpeg