ネット上の自称投資家が使う「儲かってます発言」にあるカラクリ

SNSなどで、こんな人たちを見たことは無いだろうか。

  • 「日次○万円達成!!」
  • 「今月もシステムが絶好調です!」
  • 「これでHublot何本目かなぁ〜」
  • 「ベントレー買っちゃった〜」
  • 「月利20%達成しました!」
  • 「投資家仲間でクラブではしゃいで1000万円使ってました〜」

うんうん😇

これらは詐欺師の特徴である。

基本的に、〈「いくら儲かった」と発言〉していたり〈「高級時計や自動車」をSNSにアップロードしている〉のは”マトモ”な人ではない。

なぜなら、マトモにお金を稼いでいて賢い人は、そういった発言は大きなリスクになることが分かっているからだ。

本記事では、自称投資家が使う資産偽造の簡易的な方法や、資産偽造をする理由について解説している。さして難しくはなく、すでに出ている情報ではあるが、分かりやすく書いてみた。

1000億円持つ資産家になってみる

さて、では筆者が今からビリオネアになってみよう。

これは、ちょっと派手過ぎて一般人が想像できない額にするためだ。

ビリオネアとは、1000億円持っている人のことである。

仮に本記事で真面目に偽造画像を作ったとして、誰かに流用(悪用)されたら困るのでビリオネアになってみることにした(本記事を引用するのは全然OK)。

株式投資で少額から一発逆転を狙うことは難しいため、多くのフェイク野郎はFXか仮想通貨(暗号通貨または暗号資産)を舞台にする。

筆者が観測しているところによると、仮想通貨でテンバガー(10倍)を目指す方たちが多いことを理由に、CoinCheck(コインチェック)のダッシュボードを資産偽造に使っている例が多いように見える。

本記事の例では、コインチェックで119529BTCを持っていることにしている。1BTCが838,718円だとすると、日本円換算で100,251,123,822円(119529 * 838718 = 100251123822)、約1000億円だ。

PCでは、以下のような感じ。

コインチェック

スマートフォンは、以下のような感じ。

コインチェック

こんな『俺儲けたぜスクショ』を見たことある人、いるんじゃないかな。

儲けた金額を偽造する方法

上記で偽造したフェイクビリオネアの画像だが、実は2秒で作った非常に雑なダッシュボードである。

では、筆者はどのようにしてビリオネアになったのか。

答えをお見せしよう。

コインチェック

上記のように、Google Chromeのデベロッパーツールで数字をいじっただけである。

デベロッパーツールは、次の方法で操作できる。

  • Chrome メニューから [More Tools] > [Developer Tools] を選択する
  • ページ要素を右クリックして、[Inspect] を選択する
  • キーボード ショートカットの Ctrl+Shift+I キー(Windows)または Cmd+Opt+I キー(Mac)を使用する

つまり、DevToolsを開いたら数字が該当するHTML要素の数字を変えるだけ。

自分で購入することは100%無いだろうが、783287891781XRPを所有するのも簡単である。

コインチェック
コインチェック

こんな簡単なトリックに多くの人が引っかかっている。

エセ投資家のその後

では、自称投資家の詐欺師は、資産を偽造して集めた人をどうするのだろう。

何かアクションを起こすのは、何かインセンティブがあり、何かにつなげたいはずである。

答えは、儲かる事を期待させる高額商品を売るのだ。

スケベ心ある人が、自称投資家に高額商品の購入を勧められるまでの様子をスライドで図解してみた。

これは、投資詐欺だけではなく、様々な場面で使われている。

教養というか、構造を理解する力というか、疑う力は大事だと思う。いちばん重要なのは、『誰が儲かるのか』と『インセンティブ』を理解する事だ。

まとめ

本記事では、主にSNSで用いられる「資産偽造の方法」と、自称投資家が「資産を偽造する理由」について記述してきた。

こういった方法は投資詐欺で用いられるものだが、健康食品や美容品、炎上を意図的に作り出すときなども手法が違うだけで、根源にある本質は同じである。

筆者は、変な正義感があるわけではないので、〈詐欺被害者を助けたい〉とか〈詐欺師を撲滅したい〉といった感情はない。これは、資本主義であれば騙す騙されるの構図は無くならないからだ。

では、なぜこのような記事を書いたのか。

単純に面白く人の役に立つと思ったことと、筆者のブログの読者にはこういった知識を知っていてほしいからだ。

本ブログでは、『簡単な経済学的観点を持つこと』や『幅広い知識を持つこと』など、生きていく上でプラスになる情報を発信していきたいと考えている。

本記事を読んだ方の友人で騙されそうな人がいれば、助けになるかもしれない。

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