南米に生息していた「巨大カメ」の化石が発見される / 大きさはセダンレベル

スチュペンデミス生物・自然
この記事は約3分で読めます。

科学者たちは、かつて生息していた、最大のカメの化石を新たに発掘しました。

このカメは、約1300万年前から700万年前まで、南アメリカ北部の湖や川をうろついていたとされる、車サイズの爬虫類です。

『Stupendemys geographicus』と名付けられた化石は、コロンビアのタタコア砂漠およびベネズエラのウルマコ地方で生息していた種で、全長4メートル、体重1.25トンまで成長した巨大カメについて、初めて包括的な理解が得られました。

Stupendemys
スチュペンデミスのレプリカ。Chris Gladis (MShades) from Kyoto, Japan [CC BY]

Stupendemys(スチュペンデミス)のオスは、首に近い殻の両側に、頑丈な「角」を持っていました。

化石から見つかった深い傷は、スチュペンデミスのオスが配偶者や縄張りをめぐって戦うため、角を槍のように使っていたことを示しています。

なお、メスには角がありませんでした。

スチュペンデミス
寝転がる人と化石の比較。Photograph: University of Zurich/Edwin Cadena/PA

コロンビア・ボゴタにあるロサリオ大学の古生物学者Edwin Cadena氏によると、現在生存している特定のカメの間で、特に雄同士で争いが起きているそうです。

性質は受け継がれているというわけですね。

スチュペンデミスは、恐竜の時代の終わりである約7000万年前に生息していた、長さ約4.6メートルまで達するアーケロンに次いで2番目に大きいカメです。

アーケロン
アーケロン。Nobu Tamura (http://spinops.blogspot.com) [CC BY-SA]

スチュペンデミスの化石は1970年代に発見されましたが、今日まで多くの謎が残っていました。

新たに発見された化石には、全長2.86メートルという最も大きな既知の甲羅が含まれており、アーケロンの甲羅よりもさらに大きく、下顎が残っていたことから、餌について手がかりが得られました。

スチュペンデミス
コロンビアとベネズエラの古生物学者が、ベネズエラ北部でStupendemysを発掘している。Photograph: Edwin Cadena/Reuters

「Stupendemys geographicusは大きくて重かった。この種の最大の個体は、頭、首、殻、四肢を考慮すると、セダンほどの大きさであった」とCadena氏は述べています。

「餌は多様で、小動物(魚類、カイマン類、ヘビ類)や軟体動物、植物、特に果実や種子などが含まれていた。この種のすべての解剖学的特徴をまとめると、生活様式は湖や大きな川など、大きな淡水の底にいたことがわかる」

スチュペンデミスは、アマゾン川やオリノコ川が形成される以前、現在のコロンビア、ベネズエラ、ブラジル、ペルーにまたがる広大な湿地帯に生息していました。

大型であることは、捕食者から身を守る上で重要であったかもしれません。

それは、長さ11メートルのプルスサウルスや長さ10メートルのグリポスクスを含む巨大なワニ類と生息環境を共有していたからです。

他のワニとの比較図。赤色がプルスサウルス。Smokeybjb [CC BY-SA]

スチュペンデミスの化石の1つには、全長5センチのワニの歯が埋め込まれているのが見つかっています。争いの証拠です。

なんかこう、恐竜含む古代生物の化石を見ると、ワクワクしますね。

久しぶりにNEOでも眺めようかと思います。

参照:theguardianRyan Somma [CC BY-SA]

生物・自然

↓↓↓移動中やスキマ時間にインプットできるAudibleはオススメです✌️

この続きはcodocで購読
Keisuke Kuribara

株式会社Propagation代表取締役。興味対象は、ビットコイン、大麻、ウェブ、金融、生物、心理など。金融から健康、テック、音楽など様々な事について執筆しており、このブログは月間20万PV程度となっております。自身のアウトプットや知的好奇心を満たすことが主な目的です。お仕事の依頼や相談などお気軽にお問い合わせください。Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)を保有。

Keisuke Kuribaraをフォローする

クリブログ

コメント