2018年の弱気市場で多くの詐欺師は雲隠れしてしまったが、最近のビットコイン価格高騰は、無節操で非倫理的な人物が無警戒な人々のお金を騙し取る機会を提供した。

アフリカが暗号通貨詐欺の温床になっていることは周知の事実だ。ヨーロッパやアメリカに拠点を置く悪徳企業は、教育を受けておらず貧しいアフリカの人々を標的にし、短期間で目覚ましい成果を上げることができると謳う投資機会を提供する。

この詐欺師たちは、事業を立ち上げてから数カ月後には姿を消し、貧しい個人のお金は彼らとともに消えていくのだ。

暗号通貨詐欺によって、多くのアフリカ人がデジタル通貨に対する信頼を失っている。家族が詐欺被害に遭ったことのある人へビットコインについて話そうとすれば、即座に反論を受けるだろうし、なぜビットコイン自体が詐欺と言われるかという理由も分かるだろう。

この記事では、アフリカ大陸を襲った最悪のビットコイン詐欺をいくつかを説明する。

アフリカ人が対象とされた詐欺について振れているが(主にポンジスキーム)、金融教育が行き渡っておらず、お金に対する理解が極めて低い<日本人>も同じことが言えるので、是非読んでほしい。

本を数冊すら読めない人物は、投資などしてはいけないだろう。

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MMM

Mavrodi Mondial Moneybox(MMM)は、比較的古い最大の暗号通貨ポンジスキームの1つである。有罪判決を受けたロシア人詐欺師のセルゲイ・マブロディ氏によって設立された同社は、2007年から運営されており、さまざまな国で断続的に業務を行っている。

2012年にはビットコインの台頭がMMMのアフリカ進出を後押しし、ケニアでは2017年後半に流行した。B氏の母親が紹介状として、友人のA氏を説得しようする。彼女はA氏を説得して参加させようとし、投資に対して50%のリターンを約束したという典型的なポンジスキームだ。

紹介を受けた人物のA氏は、簡単に言うと会費を払う資金がなくて参加できなかった。この資金不足は不幸中の幸いで、MMMは創立者が亡くなった数ヶ月後に崩壊した。

ケニアに入って来る前、MMMはケニアで使われたのと同様の手法を使って、何千人もの南アフリカ人やナイジェリア人を騙して貯金を取り崩していた。

アフリカ市場に対するMMMのアプローチは、人々を銀行や社会的不平等から解放するというビットコインの特性を利用したものだ。ナイジェリアとケニアで、MMMはユーザーがビットコインを共通の資金プールに寄付することで投資収益の50%を実現するミューチュアルファンドのプラットフォームであると主張していた。

NIGERIAN CALABAR COMPANY

ナイジェリア人はオンライン詐欺師として否定的な評判を得ているため、ナイジェリア人が騙されたというニュースは、騙された投資家へお金を返していると捉え、喜ぶ人もいるようだ。

2018年4月、ナイジェリアのカラバールに拠点を置くビットコインの会社が、何百万というナイジェリアナイラの顧客投資を奪い消滅した。

英紙ガーディアンによると、1,000人以上が高収益を約束され、ビットコインの取引会社に投資した。それは、一週間で最大30%の利息であったという。しかし、操業開始から数週間後に同社は閉鎖し、投資家は足止めされた。

この詐欺行為の後、ナイジェリア政府は詐欺行為がビットコインの採用に悪影響を及ぼしているとして、暗号通貨への投資に対して市民に警告した。

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BTC GLOBAL

話がうますぎるのであれば、おそらく何かおかしい。

2018年、南アフリカではビットコイン取引の会社であるBTC Globalが主導したビットコイン詐欺で、数千人が総額8000万ドル(約86億円)以上を失った。

同社は、一般投資家を対象に、毎日2%、毎週14%、毎月50%の金利を約束して投資するよう促した。しかし、操業開始から2週間後、会社は廃業し何百万ドルもの投資資金を持ち逃げしている。

BITCOIN LOTTERY SCAM

2019年1月、詐欺師たちは南アフリカの人々を騙すために、若干異なるアプローチを取った。

詐欺師たちは投資の機会を装うのではなく、参加者が7万ドルを獲得できる抽選に参加するためにビットコインを寄付することを要求する偽の宝くじを作った。

アメリカで起きたように、詐欺師たちは世間の信頼を得るため有名人の宣伝を利用した。ハッカーたちは、南アフリカ・クリケット連盟のツイッターアカウントを乗っ取り、それを使って詐欺を宣伝した。

幸いなことに、この詐欺はかなり早い段階で発見されたたね、南アフリカのクリケット団体はビットコインを詐欺の宝くじに送らないようにフォロワーへ警告することができた。

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VELOX 10 GLOBAL

2019年3月、投資していたビットコイン投資会社が倒産し、数百人のケニア人がショックを受けた。ブラジルの投資会社であるVelox 10 Globalは、事業を開始してからわずか1年で倒産し、投資家は資金の行方について立ち往生し、混乱した。

同社はケニアで最も高価なホテルで行われた華やかなセレモニーでローンチされ、現地のマーケターチームを雇って事業を促進した。

Velox10は運用開始から1年間で何千人ものケニア人を引き込むことができ、中には3万ドルもの損失を出したと主張する人もいた(300万ケニア・シリング)。この投資会社に加入するには100ドルの登録料を支払う必要があり、その後毎日4,000ドルのリターンが約束された。

同社は、多額の投資を行った投資家たちに、富をさらに増やす方法について助言してくれる一流のビジネス専門家と会うための旅行を約束した。

MMMとVelox10がグローバルに事業を展開した後、ケニアではビットコインへの投資に懐疑的な人が増えている。

BITCOIN WALLET

南アフリカの人々は、多くの暗号通貨詐欺の標的になっているようだ。

2019年6月、Bitcoin Walletという名前の会社が、ビットコイン詐欺で毎日13万ドル以上を稼いでいると報じられた。

南アフリカの地方都市であるクワズール・ナタール州に拠点を置くBitcoin Wallet社は、ビットコイン価格の高騰を利用して投資家に100%の利益を約束する機会を得た。

Bitcoin Walletは、ビットコインの仕組みを理解していない貧しく教養のない村民をターゲットにしている。

例えば、ビットコインは3週間で100%も上昇していない。抜け目のない投資家なら誰でもこの事実を知っているだろう。しかし、農村の人々(ビットコイン価格が短期間でこれほど高くなっていないことを理解していない人々)をターゲットにすることで、Bitcoin Walletは毎日何十万ドルもの収益を上げている。

同社のCEOによると、Bitcoin Walletはビットコインの売買で利益を得ており、顧客に手数料10%しか請求していない。

この計画は数ヶ月にわたって活発に行われ、急速に人気が高まり、その結果会費は6.74ドルから337ドルに上昇した。

地元の報道機関はポンジスキームの計画を非難した。

その後、Bitcoin Walletは詐欺であるという主張が真実であることと証明されたようだ。2019年の7月初め、ファウンダーは姿を消し、怒った投資家たちは彼の家を略奪して放火したと報じられている。

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ビットコイン詐欺の被害拡大を避けるために

ビットコイン詐欺
Image by Alexas_Fotos from Pixabay

家族や友人から、ビットコインでお金を稼ぐ最新かつ最速の方法を教えてもらったことがあるだろうか。職場の誰かが、この新しい投資機会について、あまりにも話がうますぎると説教していないだろうか。ビットコインへの投資で見返りを約束するメールを受け取ったことはないだろうか。

金融の基本的知識があれば、上記のような話のカラクリについて聞かずとも分かるはずだ。

では、暗号通貨詐欺はどのようにして見分ければ良いのだろうか。次の点に注意しよう。

  • 極端な高リターンの約束
  • 高圧的なセールス戦術
  • 高価な参加講習費用
  • 犯罪歴はあるか

1.極端な高リターンの約束

ビットコイン詐欺
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上記のビットコイン詐欺のほとんどは、マルチレベルマーケティング(MLM)に基づいている。こうした詐欺行為は多くの場合、より多くのユーザーを獲得するためにネットワークマーケティングに依存している。

MLM詐欺の最も一般的な特徴の1つは、途方もなく高いリターンを約束することである。投資してからわずか数週間で100%のリターンが得られると約束している企業は、おそらくマルチ商法を採用した詐欺会社だろう。

MMM、Bitcoin Wallet、Velox10Globalはこの戦術を使って、より多くの人を網に誘い込んだ。彼らは投資家に指数関数的なリターンを約束した。ビットコイン市場では二度と見られないリターンの約束だ笑。

したがって、次に投資しようとするときには、約束されたリターンと現在の市場の動きを比較してみてほしい。ある企業が100%の収益を約束することはできないが、ビットコインのボラティリティは数%であることが多い。また、そもそもなぜ利率を約束できるのか、不思議に思おう。

また、ビットコインは非常に不安定であることを理解してほしい。だから、高いリターンを保証してくれる人は誰でも、世界の他の国が知らないことを知っているか、あなたに嘘をついている(99.9%後者)だ。

2.高圧的なセールス戦術

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「最初の投資家の1人となろう。先駆的な投資家として、会社に入る人が増えればより多くのお金を稼ぐことができる。早期の投資家であることが望ましい。少なくとも、案件が失敗したときに投資資金を回収できたはずだ(要約:詐欺がバレたとき)。」

A氏をMMMに登録させようとしたとき、B氏の母親は同じ文を使った。初期の投資家として、MMMからより多くを得ることができるだろうと。

このような強引な販売戦略は、会社に十分な*デューディリジェンスを行わずに資金を投資させることを意図している。

*デューディリジェンスとは、ある行為者の行為結果責任をその行為者が法的に負うべきか負うべきでないかを決定する際に、その行為者がその行為に先んじて払ってしかるべき正当な注意義務及び努力のことで、転じて投資やM&Aなどの取引に際して行われる、対象企業や不動産・金融商品などの資産の調査活動である。 (Wikipedia

投資を迫られている場合『早期に参加せよ』という言葉には、細心の注意を払おう。多くの人が参加するのを待っている間に、お金を失ってしまう可能性が高い。

3.高価な参加講習費用

ビットコイン詐欺
Photo by Cam Bowers on Unsplash

「参加するには100ドルを投資し、トレーニング費用を支払うだけだ」

これは、アフリカに限らずMLM詐欺に共通する説明だ。MMMからBitcoin Globalまで、高い会費を払うか、トレーニングのために多額支払わなければならない、または両方だ。

合法的な企業はマーケティングチームを無料で訓練し、メンバーのために年次大会や交流イベントを開催すべきである。

企業が高いリターンを約束するために、トレーニングに多額の投資を要求する場合、これは詐欺の可能性が高い。

疫病のように避けよう。

4.犯罪歴はあるか

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あなたは、金融犯罪で有罪判決を受けた人にお金を投資するだろうか。あるいは、業界を経験したことのない人と話すこともできるだろうか。

上記詐欺の場合、創設者の多くは有罪判決を受けた犯罪者か、ビットコインやその他の暗号通貨の経験がまったくない人たちだ。

MMMの創設者は、ロシアでの金融犯罪で有罪判決を受けたことがある。Bitcoin Walletの創設者であるSpherele Mbata氏は、元救急救命士であり、ビットコインの投資会社を立ち上げるための技術やファイナンスの訓練を受けていない。

有罪判決を受けた人物や無能で格好だけ良い人物の活動に資金を提供したくない場合は、投資する前に会社チームを詳しく調査しよう。もし、研究が良い結果にならなかったら立ち去るだけだ。

アフリカとビットコインの可能性

ビットコインは、アフリカ諸国の貧困撲滅に役立つ可能性を秘めている。しかし、教養の無い人々を標的にした暗号通貨詐欺は、アフリカ大陸でのビットコイン普及に悪影響を及ぼしている。

投資家として、「短期間で金持ちに」という考え方は避けよう。一晩で成功するわけがない。会社が前代未聞の利益を約束しているのなら、考え直したほうが良い。投資する前に入念なリサーチを行おう。

Image by Ian Ingalula from Pixabay

また、仲間たちにビットコインの基本を教え、その本質的な利点と哲学を繰り返し述べる事は重要だ。ビットコイン自体は非常に健全で、ハッキングされることも、没収されることも、他人に支配されることを意図していない貨幣であることを、皆に知ってもらうべきだ。

次に、このような社会を良い方向へ導こうとする精神を弱体化させるMLM詐欺師を見つけたら、情報を共有しよう。ビットコインがアフリカで主流になるためには、この大陸を気にかけているすべてのファンの努力が必要だ。

参照:bitcoinmagazine

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