ブロックチェーン技術の影響を受ける可能性があるのは銀行だけではない。法執行機関や配車サービス、および他多くの分野でも将来的にブロックチェーンが利用される可能性がある。

ビットコインといった暗号通貨の基礎として使用され始めたブロックチェーン技術は、大量のデジタル取引を記録し検証することができる仮想台帳のようなもので、今では様々な業界にも広がっている。

IDC社によると、2019年に企業はブロックチェーン技術へ29億ドル (2018年比約90%増)を費やすと予想されている。保険業界からゲーム業界、大麻業界に至るまで、様々なブロックチェーンアプリケーションが登場し始めている。

ビットコインは金融分野でブロックチェーンを応用することができると証明するのに役立ったが、起業家たちはブロックチェーンがより多くの産業も変えられると信じるようになった。最終的に、トランザクションデータを透過的に検証可能とする使用例は事実上無限だ。特に、ブロックチェーンは中央の監督者を必要としない分散プラットフォームを通じて動作するため、不正に対し耐性がある。

企業がブロックチェーンを使用しデジタルデータのエコシステムに透明性と信頼性をもたらすにつれ、インフラから公共政策まで多く分野がこの技術に対する認識が高めている。

ここでは、企業がブロックチェーンの力を活用している最新の革新的な手段を紹介している。

原文:Banking Is Only The Beginning: 55 Big Industries Blockchain Could Transform

1.銀行

銀行
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銀行業はほんの始まりにすぎない。マクロ的に見れば銀行は活動の重要なハブとして機能し、価値の移転拠点である。デジタル化され改ざんが極めて難しい台帳としてブロックチェーンは銀行と同じ機能を果たし、金融サービスのエコシステムに高度な正確さと情報共有を行うことができる。

スイスのUBS銀行とイギリスのバークレイズ銀行は、バックオフィス機能と決済を高速化する手段としてブロックチェーンの実験を行っており、銀行業界の中にはブロックチェーンにより仲介コストを最大200億ドル削減できる可能性があるという人もいる。

バークレイズは2019年、企業による支払いの回収とデジタル請求書の自動化を支援する、ブロックチェーンベースのB2BペイメントスタートアップCrowdzに投資した。

マッキンゼーによると、ブロックチェーンは国境を越えた取引のコスト削減を目的としたソリューションとして成長しており、2017年は世界全体の取引収益で27%を占めていた。ブロックチェーン企業のRipple(リップル)は、国境を越えた取引の効率化を目的としてサンタンデールやウェスタンユニオンのような金融機関と提携している。

ブロックチェーンスタートアップのBanQuは、AB InBev(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)と協力し、ザンビアのキャッサバ農家への支払いを促進している。BanQuのプラットフォームは、サプライチェーンを通じて農家の商品を追跡し、銀行口座を持っていなくても携帯電話を通じたデジタル決済を農家に提供する。

JP MorganもJPM Coinとしてブロックチェーン分野に参入しており、法人口座間の取引を容易にするためブロックチェーンを利用しようとしている。

2.メッセージングアプリ

暗号化されたメッセージングアプリのTelegramは、計画されていた12億ドル規模のICOを停止する前に個人投資家から17億ドルを調達した。約1年後、同社はブロックチェーンベースのTON(Telegram Open Network)のテストネットクライアントをローンチした。またTON Labsは、ヨーロッパの金融サービス企業であるWirecardと提携し、デジタルバンキングプラットフォームを構築している。

チャットプラットフォームのKikは、ICO経由でアプリ内通貨として1億ドル以上を調達した。また、日本で最も人気のメッセージサービスであるLineは、暗号通貨取引にも進出する計画だと報じられている(海外ではBitboxとして提供中)。

3.ヘッジファンド

ヘッジファンド
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First Round CapitalやUnion Square Venturesなどから支援を受けているNumeraiは、多数のトレーダーやクオンツを採用するヘッジファンドモデルを採用し、それを分散化している。

Numeraiは、分散して配置された何千ものデータを暗号化して送り、予測モデルを構築するよう依頼する。そして、最高の貢献者にはNumeraireというNumeraiのトークンが与えられる。次に、Numeraiはこの戦略を採用しトレードを行うためのメタモデルを作成する。

ある意味で、これはQuantopianのデータサイエンティストに報いるためのモデルをブロックチェーンに変換させたものだが、競争ではなくコラボレーションである点が異なる。

4.投票

投票
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選挙には、「有権者の身元確認」、「安全な記録管理による投票の追跡」、「信頼できる集計による勝者の決定」が必要だ。将来的にブロックチェーンは、投票を集計、追跡するための基盤インフラとしての役割を果たし、不正投票・行為を排除することで、再集計の必要性を無くす可能性がある。

ブロックチェーンを通じて投票を取引することで、政府と有権者は検証可能な監査証跡を持ち、投票の変更や削除、違法な投票を防ぐことができる。ブロックチェーン投票のスタートアップであるFollow My Voteは、「賭け加重エンドツーエンドブロックチェーン投票ソリューション」のアルファ版をリリースした。

Agoraはブロックベースの投票手段を開発している組織だ。この技術は、カスタムのブロックチェーンレコードを使用することで、選挙詐欺を防止することを目的としている。このプラットフォームは、2018年にシエラレオネで行われた選挙の際にテストされ、公式集計に近い結果が示された。

5.インターネットのアイデンティティとDNS

DNS
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現在のウェブではユーザーの本当の身元を確認するのは難しく、またユーザーの個人情報はとぼ相互運用性のないアプリのために一企業会のサーバーに保存されている(Facebookを使ってログインしてもうまくいかない)。

BlockstackuPortなどのプラットフォームは、インターネット上で簡単に個人情報を管理できる未来を作り出そうと考えている。例えばBlockstackでは、ユーザーは分散ネットワーク上のアプリにアクセスし、データの完全な可搬性を持つ事が可能だ。

6.インフラのセキュリティ

セキュリティ
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現在のインターネットアーキテクチャは、特にIoTデバイスに関して簡単にハッキングできることが証明されている。発電所や交通機関のような重要な公共インフラにはすべてセンサーが接続されているため、社会へのリスクは非常に大きい。たとえば、Xageのような企業はブロックチェーンを利用してセキュリティデータを産業用デバイスネットワークで共有している。

ブロックチェーンの台帳は一般に公開されているが、データは高度な暗号化技術を使用して送信・検証される。つまり、データが正しいソースから送られている事は確認できるが、その間の情報は何も傍受できない(困難である)。したがって、ブロックチェーンが広く採用されれば、インフラ技術のサイバープロテクションがレガシーなシステムよりも強固になるため、ハッキングされる可能性は低くなるかもしれない。

他の潜在的な応用には、大規模なデータ認証を提供するブロックチェーンの使用が含まれる。たとえば、サイバーセキュリティのスタートアップGuardtimeは、ブロックチェーン対応のKSI(キーレス署名インフラストラクチャ)を利用し、データトランザクションのタグ付けや検証を行なっている。

7.ライドシェアリング

ライドシェアリング
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UberやLyftのようなライドシェアアプリは基本的に配車ハブとして機能し、アルゴリズムを使ってドライバーの車両をコントロールするので、分散化とは正反対だ。ブロックチェーンは、このダイナミックな動きに新たな選択肢を加えることができるかもしれない。つまり、元帳を分散させることで、ドライバーと利用者はユーザー主導で価値ある市場を作り出すことができる

例えばスタートアップのArcade Cityは、ブロックチェーンを通じてすべての取引を円滑にする。Arcade Cityは他のライドシェアリング企業と同じように運営されているが、ブロックチェーンですべての取引を記録し、ドライバーは自分で料金を設定することができる(乗客運賃の何%かなど)。

これにより、Arcade Cityでは企業からコントロールされるのではなく、自分たちで交通事業を構築したいと考えるプロのドライバーにアピールすることができ、Arcade Cityのドライバーは自由に料金を設定し自分たちで定期的な顧客ベースを構築し、配送やロードサービスなど追加サービスを提供することができるようになる。

8.インターネット広告

インターネット広告
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私たちが知っているインターネットは、広告表示のためのアドホックソリューションとして成り果てた。全体として、広告はウェブページの読み込みに膨大なモバイルデータの利用を強要させることから、広告主も消費者も不便に悩まされている。

Braveは、Basic Attention Token(BAT)で広告主とユーザーに報酬を提供している。GoogleやFacebookの広告部門といった中間業者ではなく、広告主はBraveが提供するブロックチェーンベースのブラウザーに直接掲載する。オプトインしたユーザーは、マルウェアをインストールする恐れなく、少ないターゲット広告で報酬を受け取ることができる。広告主は支出に関して良いデータを得ることができる。

Blockstackの仕組みはこれとは少し異なり、閲覧している人に不要なターゲット広告を表示させないようにしている。基本的に、このアプローチは、個人のアイデンティティをインターネット活動から排除しようとするものだ。

Snovioは、ユーザーが自分の個人データを売ってSNOVトークンを手に入れるというもう1つのオプションとして機能する。

9.暗号通貨取引所

暗号通貨取引所
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ブロックチェーンが従来のサイバーセキュリティリスクを軽減する1つの方法は、単に人間の仲介者の必要性を取り除くことであり、それによってハッキング、汚職、人的ミスの脅威を減らすことである。

皮肉なことに、ブロックチェーン業界で最も成功している企業のいくつかはかなり中央集権化された中間業者であり、新しいプロジェクトの多くは取引機能を取引所に任せ、ブロックチェーン通貨同士の売買で「食い合っている」。

ここで注目を集めているプロジェクトの1つがEnigmaで、同社はMITとFlybridge Capitalを支援者としている。Enigmaは、第三者が取引の役割を果たすことなく機能するオフチェーンの分散型取引所と投資プラットフォームCatalystを開発している組織である。

もう1つの注目を集めている分散型取引所は、Ethererumベースの0xだ。これは、取引所というより、取引所を構築するためのバックエンドとなるプロトコルという方が正しい。

10.教育や学位

教育
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本質的に、学術的資格は普遍的に認められ、常に検証可能でなければならない。初等・中等・大学教育の環境において、学歴の検証は大部分が手動プロセスのままとなっている(紙ベースのドキュメントと個別のチェックが多い)。

教育にブロックチェーン技術を導入すれば、検証手続きが合理化され、未取得の教育単位を不正に請求される事を減らすことができる。

例えば、Sony Global EducationIBMと提携して新しい教育プラットフォームを開発しており、ブロックチェーンを使用し生徒の記録を保護および共有している。

設立10年となったソフトウェア企業Learning Machineは、MIT Media Labと共同でブロックチェーンで検証可能なBlockcertsというツールセットを発表した。

教育機関のKnowledgeWorksは、ブロックチェーンが小学校(K-12)でどのように機能するかについてレポートを発表した。このレポートでは、ブロックチェーン技術を利用して管理作業を簡素化したり、教材を分散することで利用しやすくしたり、親が体験を共有できるネットワークを構築したり、学習関連のデータを保存できる可能性について説明している。

11.自動車のリースと販売

自動車
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自動車のリース、購入、販売といった経験は、取引のあらゆる側面にある利害関係者にとって悪名高い断片的なプロセスだが、ブロックチェーンはそれを変える可能性がある。

2015年、Visaはトランザクション管理のスタートアップ企業DocuSignと提携し、ブロックチェーンを使って自動車リースを合理化し、「クリック、署名、ドライブ」というプロセスに変える概念実証プロジェクトを行った。

Visa-DocuSignのツールを使うと、見込み顧客はリースしたい車を選び、取引はブロックチェーンの公共台帳に記入される。次に、顧客は運転席からリース契約と保険証書に署名し、ブロックチェーンはその情報を更新していく。

もしこの技術が実際に実装されるなら、この種のプロセスが自動車販売と登録のためにも開発されることを想像するのは容易である。

12.IoTおよびメッシュネットワーク

IoT
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IBMとサムスンは、IoTデバイスの分散型ネットワークで基幹となるシステムを形成するために、ブロックチェーン技術を利用する自律分散型ピアツーピア遠隔測定(ADEPT)という構想に取り組んでいる。ADEPTでのブロックチェーンは膨大な数のデバイスにおける公共台帳の役割を果たすことになり、デバイス間の通信を仲介・傍受する中央ハブは不要になる。

互いを識別する中央制御システムがない場合、各機器は自律的に互いに通信しソフトウェアのアップデート、バグ、エネルギー調整などを自動管理できるようになる。

一部のスタートアップはIoTプラットフォームにブロックチェーン技術を構築しようとしている。例えば、Filament(以前のPinocchio)は、IoTセンサーが互いに通信するための分散型ネットワークを提供している。

ハードウェアレベルまで暗号化してブロックチェーン技術を活用することで、Filamentの分散型ネットワークスタックは、中央当局から独立したあらゆるデバイスの接続、対話、および取引を可能にする。

13.クラウドストレージ

クラウドストレージ
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クラウドストレージを提供する企業は、多くの場合顧客データを一元管理されたサーバで保護している。これは、悪意あるハッカーの攻撃によるネットワークの脆弱性が増加することを意味する。ブロックチェーンによるクラウドストレージソリューションを使用すると、データを分散化できるため、システムの損傷や広範囲のデータ損失を引き起こす攻撃を受けにくくなる。

「ファイルストレージのAirbnb」と呼ばれるFilecoinは、ファイルのホスティングに報酬を与える注目のブロックチェーンプロジェクトだ(IPFSに基づいている)。これは、Amazon Web ServicesのS3から脱却する分散バージョンを作成するのに役立つ。

Filecoinの背後にあるProtocol Labsは、Union Square Ventures、Naval Ravikant、The Winklevossesなどの有名企業から出資を受けている。しかし、Filecoinは分散型クラウドストレージ分野で健闘する多くのプロジェクトの1つにすぎず、他にもStorjSiacoinなどがある。

Storjはブロックチェーン対応のクラウドストレージネットワークを提供することでセキュリティを向上させ、クラウドに情報を保存するトランザクションコストを削減する。Storjユーザーは、未使用のデジタルストレージ空間をP2Pで貸し出すこともでき(収益を得ることができる)、クラウドベースのクラウドストレージに新たな市場を作り出す可能性がある。

14.クラウドコンピューティング

Golemのようなブロックチェーンベースのプロジェクトでは、ユーザーがCPUを貸し借りしてトークンを受け取ることができる。同様に、イーサリアム自体がスマートコントラクトを実行する能力とマイニングにASIC耐性があることから、非公式に「ワールドコンピュータ」と呼ばれていた(日常的なPC所有者が大規模な採鉱事業と比例して競争できるようになる)。

企業向けクラウドソリューションを提供するSalesforceは先日、「Salesforce Blockchain」 を発表した。この製品は、Salesforceが有名なCRMソフトウェアをスマートコントラクトで実行できるように開発しているものだ。

15.予測市場

予測市場
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多くの産業が様々な方法でブロックチェーンを受け入れるようになれば、研究、分析、コンサルティング、予測といった各産業も大きく揺さぶられる可能性がある。彼らのデータ分析をサポートする揺るぎない正確な取引記録によって、予測は機械学習アルゴリズムを使用して目標となる予測と洞察を培うためのより強力な基盤を持つだろう。

現在、すでにイーサリアムブロックチェーン上に構築された新しいタイプの予測市場であるAugurは、ユーザーがイベントを作成し正確に予測したことに対して報酬を受け取ることができる。

Augurまだ完全版ではないが、全プロセスが分散化されると、ユーザーはスポーツや株式だけでなく、選挙や自然災害などの話題にも賭けることができるようになる予定だ。

16.エンターテイメントや音楽の知的財産

.エンターテイメント
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エンターテインメント業界の起業家たちは、あらかじめ決められたライセンス契約に従ってクリエイティブな作品が購入された場合に収益を自分配することができるスマートコントラクトを利用し、クリエイターがより公平にコンテンツを共有・想像できるようにするプロジェクトに目を向けている。

ブロックチェーンベースの音楽ストリーミングプラットフォームであるMuzikaは、暗号通貨取引所のBinanceと提携し、独立系アーティストがリスナーから利益を得られるよう支援している。Muzikaは、収益の90%をアーティストに提供する計画だと述べている。

エンターテイメントのシンクタンクに軸足を移す前、Myceliaはブロックチェーン技術と暗号通貨に支えられた「知的な歌」の生産に焦点を合わせて設立された。BigchainDBを提供するAscribe.ioも、アーティストとその作品との間を追跡・検証可能な所有権の記録を提供するように機能させている。

イギリスのブロックチェーンのスタートアップであるJAAKもまた、音楽の著作権保持者やその他エンターテインメント業界の関係者と協力する計画を持っている。コンテンツのオペレーティングシステムを提供しており、所有者がメディア、メタデータ、権利のリポジトリをイーサリアムブロックチェーン上でライセンストランザクションとして自己実行できる「スマートコンテンツ」に変換できるプラットフォームを開発している。

17.株式取引

株式取引
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何年もの間、企業は株式の売買や取引のプロセスを円滑にするために努力してきたが、現在ブロックチェーンにフォーカスしたスタートアップは、過去のどのソリューションよりも効率的にプロセスを自動化し、取引を安全にしようと努めている。

例えば、オランダの銀行ABN AMROの投資部門は、STOCKSと呼ばれるブロックチェーンアプリを開発するために投資プラットフォームBUXと提携している。このアプリは、株式取引のためのブロックチェーン銀行口座に、ユーザーが所有するABN AMROの資金を管理する。プライベートブロックチェーンの利用は、ユーザーと銀行のためにコストを削減することを目的としている。

E-コマース大手のOverstockが背後にいるt0.com(tZERO)は、ブロックチェーン技術を使ってオンラインで証券取引ができるようにしたいと考えている。t0は、暗号化され安全な分散元帳を既存の取引プロセスと統合することで決済時間とコストを削減し、また透明性と監査可能性を高めます。

既存の取引ネットワークや取引所との提携は、ブロックチェーンがこの分野で発展するのに役立つだろう。ブロックチェーンスタートアップであるChain(後述)はこの分野のリーダーであり、Nasdaq証券取引所とCiti銀行のインフラをつなぐ、ブロックチェーン統合の調整を支援した。

18.不動産

不動産
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不動産の売買に関する問題点は、取引中および取引後にある透明性の欠如、大量の書類、詐欺の可能性、公的記録の誤りなどがある。ブロックチェーンは、紙ベースで行われてきた記録管理の必要性を減らし、取引を迅速化する方法を提供する。これにより、不動産関係者は取引のあらゆる面で効率を向上させ、コストを削減できるだろう。

不動産にフォーカスしたブロックチェーンアプリケーションは、土地の所有権、不動産証書、先取特権などを記録、追跡、および転送するのに役立ち、すべての文書が正確で検証可能であることを保証するのに役立つ。

Propyはブロックチェーンをベースにしたスマートコントラクトで、安全な住宅購入を提供しようとしている。すべてのドキュメントは署名され、オンラインで安全に保存される。一方、証書やその他の契約は、紙と同様にブロックチェーン技術を使用して記録される。

テックスタートアップのUbitquityは、金融、タイトル、住宅ローン会社向けにサービスとしてのソフトウェア(SaaS)であるブロックチェーンプラットフォームを提供している。同社は現在、ステルスモードの顧客の中でも特にブラジルの土地記録局と協力し、ブロックチェーンを通じて不動産情報を入力させ文書を記録している。

19.保険

保険
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AirBnB、Tujia、Wimduなどの企業は、個人住宅を含む資産を一時的に金銭的価値に交換する手段を提供している。問題は、公的記録がなければ上述のサービスで提供される資産変換に保険をかけることがほぼ不可能だったことである。

ブロックチェーンを利用して信頼性の高いアプリケーションの開発を支援するスタートアップStratumnと、プロフェッショナルサービス企業Deloitte、決済サービス企業Lemon Wayは、最近LenderBotと呼ばれるブロックチェーン対応のソリューションを発表した。

LenderBotはシェアリングエコノミーのためのマイクロ保険として機能する概念実証(PoC)であり、業界におけるブロックチェーンアプリケーションとサービスの可能性を実験している。LenderBotは、ユーザーがFacebook Messengerを通してチャットすることで、カスタマイズされたマイクロ保険へ加入できるようにし、ブロックチェーンがシェアリングエコノミーを通じて価値の高い商品を交換する際、個人間の契約における第三者としての役割を果たすことを可能にする。

保険業界全体でブロックチェーンへの関心が高まっている。Aite Groupが最近発表したレポートでは、大手保険会社とブロックチェーンの専門家40人にインタビューを行ったが、そのなかでブロックチェーンの理解と実施に専念する保険会社社員への需要の高まりが見出された。

20.ヘルスケア

ヘルスケア
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医療機関は、プラットフォーム間でデータを安全に共有することができない。プロバイダー間でより良いデータの連携がなされれば、最終的に正確な診断を行える可能性が高くなり、その結果効果的な治療が行え、費用対効果の高い医療を提供する能力が全体的に高まることを意味する。

ブロックチェーンを使用することで、病院、保険会社、その他医療関係者は、データのセキュリティと整合性を損なうことなく、ネットワークへのアクセスを共有できる。

そのため、スタートアップのGemはGem Health Networkを立ち上げた。Gem Health Networkは、ヘルスケアの連続体を横断するグローバル企業のためのブロックチェーンネットワークである(Gemはイーサリアムブロックチェーンを使用し医療分野に安全で普遍的なデータ共有インフラを構築している)。

Tierionは、ヘルスケア分野におけるデータストレージと検証のためのプラットフォームを構築した、別のブロックチェーンスタートアップだ。GemとTierionは最近、Philips Blockchain LabでPhilips Healthcareと提携した。

別のスタートアップであるHu-manityは、患者が自分のデータを自身で管理できるようにするため、IBMと提携して電子元帳を作った。Hu-manityの使命は、患者がデータ共有に同意することで利益を得られるようにする「公正な取引データ習慣」を作ることであると述べている。

21.サプライチェーンの管理

サプライチェーン
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ブロックチェーンが持つ普遍的に適用可能な側面の1つは、トランザクションの安全かつ透過的な監視を可能にすることだ。サプライチェーンは基本的に一連の取引の連なりであり、A地点からPOSや最終販売地点に製品が移動することにリンクされている。

ブロックチェーンを使用すると、製品が製造から流通、販売に至るサプライチェーン全体でやり取りされる時に、トランザクションを永続的な分散台帳に記録でき、追跡時間やコスト、人的ミスを削減できる。

いくつかのブロックチェーンスタートアップが、サプライチェーン分野に革新を起こしている。例えばProvenanceは、材料と製品のトレーサビリティシステムを構築しており、企業が販売時点で消費者を取り込むことを可能にし、サプライチェーン全体のサプライヤーから協力して収集した情報(信頼性の高いリアルタイムデータで製品の主張を実証することができる)を利用できるようにしている。

他にも、グローバルなサプライチェーンに融資するためのプラットフォームを提供するHijro(以前のFluent)や、B2B取引とサプライチェーンファイナンス市場のためのブロックチェーン製品を構築しているSkuchainなどがある。

ウォルマートとサムズ・クラブがIBMのFood Trustネットワークに参加している。小売業者は、特に葉物野菜の供給業者に生産データを台帳に追加するよう求めた。このシステムは、食品の原産地を迅速に追跡することを容易にするため使用されており、汚染された食品の出所を追跡しようとする場合などで特に重要な利点となる。

別の方向性として、ルワンダ政府はイギリスに拠点を置くスタートアップCirculorと協力し、紛争関連物資への資金源を追跡し排除することを目指している。

22.エネルギーの管理

エネルギーの管理は、歴史的にも高度に集中化されてきた巨大産業である。アメリカやイギリスでエネルギー取引をするには、デューク・エナジーやナショナル・グリッドのような既存の電力会社を経由するか、大手電力会社から電力を購入した再販売業者と取引する必要がある。

分散台帳は仲介業者の必要性を最小限に抑える(または削除する)ことができる。LO3Energyとブルックリンを拠点とするConsensys発のTransactive Gridといったスタートアップは、従来のエネルギー取引プロセスを再考している。

Transactive Gridでは、イーサリアムブロックチェーンを使用し顧客が「分散型エネルギー生成スキーム」を取引できるようにする。これにより、人々はエネルギーを生成・購入し、近隣に販売することができる。LO3Energy社のポートフォリオには、Brooklyn MicrogridやProject Exergyといったプロジェクトもある。

他の企業も再生可能エネルギーへのアクセスを提供する手段としてブロックチェーンを利用している。例えば、スペインの大手電力会社2社(Acciona Energy社とIberdrola社)は、ブロックチェーンを使用して電力の起源を追跡することで、エネルギーがクリーンであることを証明している。

23.スポーツマネジメント

スポーツマネジメント
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スポーツ選手への投資は一般にスポーツマネジメント機関や企業の管轄であったが、ブロックチェーンは明日のスターの未来に金銭的利害を持つファンを民主化することによって、スポーツ選手への資金提供プロセスを分散させることができる。

ブロックチェーンを使ってアスリートに投資するというコンセプトは、これまであまり試されていない。しかし、Jetcoin Instituteはファンがデジタル通貨である「Jetcoin」を使ってお気に入りのアスリートに投資し、そのアスリートの将来の収入の一部を受け取るというアイデアを推進している(VIPイベントや座席のアップグレードなどを含む)。

Jetcoinは、このアプローチをイタリアのサッカーチーム「エラス・ヴェローナFC」とのパートナーシップの中で実験している。

24.ギフトカードとロイヤリティプログラム

ブロックチェーンは、ギフトカードやロイヤリティプログラムを提供する小売業者が、システムをより安全で安価なものにするのをサポートする。カードの発行および販売取引を処理するため必要な中間業者が少ないので、ブロックチェーンを使用してギフトカードを発行・使用してもらうプロセスは効率的で費用効果が高いものと思われる。

同様に、ブロックチェーン独自の認証機能によって不正防止対策が向上することでコストは削減され、悪意あるユーザーがアカウントを不正に取得できなくなる。

First Dataが所有するギフトカードの購入、発送、交換を実行するオンラインプラットフォームであるGyftは、ブロックチェーンのインフラプロバイダーであるChain(前述した)と提携し、Gyft Blockと呼ばれるプログラムでブロックチェーン上で何千もの中小企業向けギフトカードシステムを運営している。

別のスタートアップであるLoyyalは、ブロックチェーンを使ってギフトの価値をサポートし検証することで、異なるセクター(複数ブランドの航空会社/小売業者/消費者での報酬)間でロイヤリティインセンティブを簡単に交換できるようにするイノベーションを実施している。

25.政府等の公的記録

政府
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公共サービスの管理は、ブロックチェーンが紙ベースのプロセスを減らし、不正を最小限に抑え、当局や機関の説明責任を高めるため役立つもう1つの分野である。

一部のアメリカの州は、ブロックチェーンの利点を理解するため自分自身で採用している。2016年に立ち上げられたDelaware Blockchain Initiativeは、分散元帳で適切な法的基盤を構築する事を目指し、業務の効率化と迅速化を進めている。

その後、イリノイ州、バーモント州などでも同様の取り組みが発表された。スタートアップもこの取り組みを支援しており、東ヨーロッパではBitFuryグループがグルジア政府と協力して政府記録の保護と追跡を行っている。

26.銃の管理

銃
Photo by Specna Arms on Unsplash

ブロックチェーンの分散台帳には、銃の所有や使用に関して活用でいる機会がある。銃所持に関連する情報が記録され、ブロックチェーンを介してデータが配信されていれば、違法な使用があった場合に武器の出所を追跡するためのインフラとなる可能性がある。

Blocksafeと呼ばれるスタートアップは、武器の追跡と説明責任を管理するためブロックチェーンベースのシステムを作ることに焦点を当てている。これは、銃所有者が自分の銃の位置を追跡し、紛失した武器が発射されたかどうかの情報を得ることを可能にする。

長期的には、違法な銃購入を効果的に防止するために既存のNo Fly List情報をブロックチェーンの取引記録にリンクするなど、情報を中心とした官民パートナーシップを構築する機会が存在する。

27.遺言および遺産

遺言

遺品に関する契約は非常に具体的かつ需要なものであり、ブロックチェーンを用いたスマートコントラクトの理想的なユースケースとなっている。遺言状関連の訴訟では、故人の実際の死亡を確認するという課題に加え、遺言の「真正」、つまり法的解釈が故人の意図と一致しているかどうかという課題もしばしば伴う。

ブロックチェーンを適用しても上述の課題が完全に解消されるわけではないが、事実に基づく情報の特定、検証可能な取引データの提供、メリットのない請求の却下が容易になるはずだ。

Blockchain Technologies Corp.は、Blockchain Apparatusの取り組みを通じて米国社会保障局が管理する政府の「Death Master File」を自動的にチェックし、人が実際に死亡したかを確認する自動実行遺言システムを開発している。事前にプログラムされた規則が受益者へ資産を自動的に分配し、遺言の完全性に関する執行者と法廷闘争の必要性を無くすことができると期待されている。

28.中古品市場(リテール)

リテール
Photo by Mark Zamora on Unsplash

現在、小売システムに対する消費者の信頼感は、主に購買が行われる市場に対する信頼性に結びついている(例えば信頼はAmazonの顧客との成功の鍵となる要素)。ブロックチェーンは信頼を分散し、ウェブサイトそのものではなく、様々なマーケットプレイスやプラットフォーム上の販売者を結びつけることができる。

OpenBazaarのようなスタートアップは、買い手と売り手をつなぐ分散型のブロックチェーンソフトウェアを開発している。OpenBazaarはオープンソースのP2Pネットワークとして運営されており、販売業者には無料で何を販売できるかの制限もない。

顧客は50の暗号通貨いずれかを使って商品を購入し、売り手はビットコインで支払いを受け、関連するすべてのデータは中央データベースではなくグローバルなネットワーク上に分散される。

Moët Hennessy Louis Vuitton(LVMH)は、マイクロソフトとConsensSysとともにブロックチェーンを通して高級品を認証するためのプラットフォーム(AURA)を構築した。AURAは、顧客が製品の設計から流通までを追跡できるプラットフォームだ。AURAは、ブランドの偽造品や詐欺からの保護をサポートする。

29.チャリティー

チャリティー
Photo by Kat Yukawa on Unsplash

ブロックチェーンは、慈善活動をしている人たちに寄付金がどこへ行くのか、いつ到着したのか、誰の手に渡ったのかを正確に追跡する能力を提供する。

つまり、慈善寄付に関する永続的な苦情に対処する説明責任と透明性を提供することができる。これは、寄付本来の目的を達成することを妨げる組織の非効率性(財政上の不正行為など)を含む。

BitGive Foundationのようなビットコインベースの慈善団体は、ブロックチェーンの安全で透明性のある分散台帳を使って、寄付者が基金の受領と利用をより明確に把握できるようにしている。

同社はGiveTrackのベータ版をローンチした。GiveTrackはブロックチェーンベースの多次元寄付プラットフォームで、世界中の慈善金融取引の転送、追跡、永久記録を提供する機能を提供する。GiveTrackを活用することで、慈善団体は寄付者との信頼関係を強化することができる。

30.法の施行

警察の捜査では証拠の完全性を証明することが最重要であるため、ブロックチェーンを通じて分散的に保存された改ざんしにくいデータは、証拠処理のプロセスにセキュリティ層を追加することができる。さらに、ブロックチェーンはある種の取引パターンを明らかにするため利用することができ、個人が疑わしい金融活動を行ったとき、警察に注意を促すことができる。

スタートアップはこれらの利点を法執行機関にもたらすために活動している。Chronicledは、ブロックチェーンを介して内容を登録する近距離無線通信チップを使用した密閉可能で改ざん耐性のあるコンテナを開発しており、法執行機関における証拠管理に最適なソリューションとなっている。

一方Ellipticは、ビットコイントランザクションを継続的にスキャンし、取引内の複雑な関係を明らかにすることで、疑わしい取引や履歴にフラグを立て警察に警告するシステムを開発中だ。

31.人材

人材
Photo by Patrick Amoy on Unsplash

人事担当者にとって、経歴や履歴書の確認は時間がかかる作業だ。

雇用記録と犯罪歴がブロックチェーン(偽造の可能性はない)に保存されていた場合、人事担当者は審査プロセスを合理化し、雇用プロセスをより迅速に進めることができる。

Chronobankは人材業界を効率化させることを目的としたブロックチェーンプロジェクトで、特にオンデマンド職(クリーニング、倉庫保管、電子商取引など)の短期採用を改善することに重点を置いている。このスタートアップは、ブロックチェーンを利用して個人がその場で仕事を見つけやすくし、伝統的な金融機関の関与なく暗号通貨を介して分散化されたフレームワークを通じ、労働に対する報酬を分配することを目指している。

ひとたび採用されれば、従業員のエンゲージメントが人事管理の大きな部分を占めるようになり、ブロックチェーンが一定の役割を果たすようになる。例えば、eXo Rewardsは暗号通貨とウォレットを使って、従業員をゲーム化しインセンティブを与える。同僚はトークンの形でお互いに承認を送ることができ、これは会社でさまざまな商品やサービスに使用することができる。

32.事業およびコーポレートガバナンス

事業
Photo by Adeolu Eletu on Unsplash

スマートコントラクトや検証可能な取引にブロックチェーンを使用するメリットは、企業会計の透明性を高めることにも適用できる。例えば、Boardroomは企業が一般に公開されたイーサリアムブロックチェーンのスマートコントラクトで管理することを可能にする管理フレームワークとアプリを提供する。

このアプリは、ブロックチェーン上にエンコードされたルールに従ってスマートコントラクトが確実に実行されるよう、組織に管理システムを提供する(ルールの更新など)。取締役会は、委任状による株主投票や提案管理にもこのアプリを利用できる。

Aragonはさらに進んでおり、ブロックチェーンを使って「組織構造の創造と維持を分離し、分散した組織が世界の問題を解決できると信じ企業がブロックチェーンを使って世界中の従業員を管理するのをサポートするツール」を開発している。

同社は、ブロックチェーンを発展途上国からより多くの従業員や業者を北米およびヨーロッパの事業に送り込むためのツールと考えている。

33.信用履歴

信用
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貸し手は、事業者信用報告書を用いて中小企業の履歴を評価することにより、中小企業に対する貸付または信用供与によってもたらされるリスクを最小限に抑える。Dun & Bradstreetなどのサードパーティのレポートは、小規模な企業の所有者はアクセスできない。

これにより、信用調査機関が古い情報や不正確な情報を基に評価を決定している場合でも、事業主は信用調査機関が融資条件に関するすべての権限を持っているように感じてしまう。

Lumeno.usは、ブロックチェーン技術を使って企業のクレジットレポートをより正確で透明かつ共有可能なモノにする事を目指すスタートアップだ。Lumeno.usは、共同タグ付けと高度な分析アプリケーションを使って、半構造化された財務データを標準化する。

そこから、融資を受けたり、信頼できるパートナーを見つけたり、ポートフォリオやネットワークを管理したりするため、ビジネスオーナーがデータを共有するためのツールを提供する。

34.3Dプリントと製造

3Dプリント
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3Dプリンティングと「付加的製造(マテリアルのレイヤを追加し3Dオブジェクトを構築すうる)」は、高度なテクノロジーを駆使したプロセスでデジタルデータを1クリックで簡単に転送できる。その結果、部品や製品の共有と追跡が容易になり、よりスマートなデジタルネットワークとサプライチェーンにつながる。

ブロックチェーンを使用してこれらの進化するインフラをサポートすることで、セキュリティ上問題な脆弱性を排除し、知的財産を盗難から保護し、プロジェクトの管理を合理化することができる。最終的に、3Dプリントおよび付加的製造業の成長に役立つ。

この分野のステルススタートアップであるGenesis of Thingsは、3Dプリンティング、ブロックチェーン、IoTセンサー技術を組み合わせて、より高度な製造プロセスを作り出すことに取り組んでいる。

テクノロジーを組み合わせることでカスタムアイテム(ウェブサイトの事例研究として航空部品を使って)の3Dプリントのコストを下げ、生産と取引のより多くの側面を自動化することを望んでいる。

35.クラウドファンディング

クラウドファンディング

クラウドファンディング業界は、出資者がクリエイターや起業家に直接資金を提供する能力を与え、ブロックチェーンと自然に調和することで資本形成を「中間体」を排除するようになった。

例えば、BRAIDという映画はWeifundで170万ドルのキャンペーンを通じ、イーサリアムのブロックチェーン上で「クラウドセール」という名目で融資を受けた最初の主要な長編映画となった。

株式公開企業が株式を販売するのと同じ方法で、企業が自社内で暗号通貨に裏付けられたトークンを販売するInitial Coin Offering(ICO)も、ブロックチェーンを利用したクラウドファンディングの例だ。OpenLedgerのようなスタートアップが資金調達を可能にしている。

個人投資家は「クリプトクラウドファンディング」を使用し、すぐに不動産へ投資を行える可能性がる。シンガポールに拠点を置くReal Estate Asset Ledger(REAL)は、ブロックチェーンを使って不動産投資により大きな流動性と透明性をもたらそうとしている。

Pledgecampは、大手クラウドファンディングであるKickstarterとIndiegogoの競合で、スマートコントラクトを介して資金の透明性を高め、プロセスを分散化することで「支援保険」を提供することを目指している。プロジェクトが目標の資金調達に達すると、資金は安全なエスクローウォレットに移され、徐々に資金のロックが解除される。支援者は、投資した資金がどのように使われているかを知ることや、プロジェクトの方向性についての情報を提供することができる。例えば、開発の新たな段階を開始するかどうかについて投票することができる。

36.コモディティに裏付けられた通貨

コモディティ
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現実世界の通貨の中には本質的な価値を持つ基礎となる現物商品に支えられているものもあり、長い間米ドルは金と同等の価値を持っていた。

ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は先駆的な実験で、豊富な石油埋蔵量を背景に「ペトロ」と呼ばれる国家ベースの仮想通貨を発行することを計画した。また、ウラジーミル・プーチン大統領は、ロシア通貨であるルーブルのブロックチェーン版を作ることをチームに委嘱した。

多くの人は、アメリカの制裁を回避するための策略だと考えていた。しかし、特に資源の豊富な国にとって、商品価格と結びついた暗号通貨の始まりになるかもしれない。

BananaCoinという別のプロジェクトでは、トークンをイーサリアムやビットコインで購入でき、その価格は国際市場でのバナナ1キロの価格に連動している。商品に支えられたクラウドファンディングの試みとして、トークンホルダーはバナナの需要が高い中国への輸出を計画しているラオスの有機バナナ農場を間接的に支援するだろう。

37.図書館

図書館
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2017年12月、サンノゼ州立大学情報学部は、情報サービスのブロックチェーン技術における可能性を探る1年間のプロジェクトに資金を提供するため、博物館図書館サービス研究所から10万ドルの助成金を受けた。

研究者らはこの知見を専用ブログで報告しており、SJSUの教員であるSandra Hirsh氏とSue Alman氏は、図書館学、ブロックチェーン技術、都市計画の技術専門家とともに全国フォーラムを主導する予定である。

これまでのところ、図書館におけるブロックチェーンの潜在的な利用には、強化されたメタデータアーカイブを構築することによって図書館のサービス拡大をサポートすること、コミュニティベースのコレクションを支援するプロトコルを開発すること、そしてデジタル権利の効果的な管理を容易にすることが含まれる。

Hirsh氏とAlman氏の研究は、アメリカ図書館協会図書館の未来センターの注目を集めた。彼らはALAと協力し、ブロックチェーンが図書館にどのような影響を与えているか、そして将来何を達成しようとしているかについての事例研究を含む書籍プロジェクトに取り組んでいる。

38.パブリッシング

パブリッシング
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ブロックチェーンは、出版業界への参入から著作権管理・侵害に至るまで、複数のアプリケーションを持つことができる。

現在、この業界は少数の出版社に支配されているため、新しく無名の作家が参入するのは難しい。作家の活動機会を平等にし、作家、編集者、翻訳者、出版社の間の協力を促進する新しいプラットフォームが出現している。

Authorshiphは、ライターがプラットフォーム上で作品を出版することができる。読者はイーサリアムベースの暗号通貨であるAuthorship Tokens(ATS)を使ってこのプラットフォームから本を購入することができ、ライターはATSでロイヤリティの90%を受け取る。また、ATSで支払いを受ける翻訳者と協力し作品を多言語で出版することもできる。

著作者は自分の作品の著作権を所有しているので、他の場所で公開したり配布したりする権利がある。また、出版社はAuthorshipを使って著者を発見し、本を印刷することができる。

PageMajikは、発行プロセスを合理化するために設計されたワークフロー管理システムだ。このシステムは、すべてのファイルから安全なカタログを提供し、ライター、編集者、出版社のチームが容易にアクセスできるようにする。エラーを最小限に抑えるため、実際プラットフォームの使用を開始する前に、各ユーザーの役割、権利、および義務を指定できる。PageMajikは現在、ワークフローシステムの次期バージョンにブロックチェーン技術を採用中だ。

39.釣り

釣り
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アメリカで売られている魚の20〜30%は、違法に捕獲されたものだ。ウォールストリートジャーナルによると、漁業は強制労働が蔓延る世界最大産業の1つでもある。ブロックチェーンベースのシステムは、業界をより持続可能で環境に優しく、法律に準拠したものにするのに役立つ。

ブロックチェーンに漁網の種類と数量を登録することで、当局は船が港に戻ってきたかどうかを、残された漁網数で追跡できるようになる。また、魚自体の識別や追跡にも利用できる。

2018年、WWFはConsenSysおよびSeaQuest Fijiと提携し、マグロの漁獲がどこで、いつ、どのように行われたかを検証するブロックチェーンシステムを導入した。最終的に、消費者はスマートフォンでQRコードをスキャンすることで魚を追跡し、合法的に捕獲された持続可能なマグロを奴隷労働や過酷な労働条件無しに購入していることを確認できるようになる。

40.写真

2回クリックするだけで画像データを盗めるデジタル世界で、写真家は作品の印税を得るのに苦労することがある。

CES2018でKodakは独自の暗号通貨KODAKCoinを発表し、写真家に適切な使用料が支払われることを保証した。KODAKCoinは、ブロックチェーンとKODAKOneと呼ばれる画像著作権プラットフォームによってバックアップされ、写真家が安全に新旧の作品を登録できるようにする。

41.公的支援

公的支援
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官僚主義で行き詰まりがちな生活保護制度の合理化にも役立つ。イギリスは2016年にスタートアップのGovCoin Systemsと協力し、福利厚生支払いのためのブロックチェーンソリューションを開発する試験を開始した。

GovCoinは、お金を支出ごとに分割している。このアプリを使うと、生活保護受給者は自分の福利厚生へ瞬時にアクセスできるようになる。このサービスは暗号通貨で支払われる。受給者は自分の保護資金を使って家賃や公共料金を支払ったりするなど、アプリ内でお金を分配することができる。

42.ビデオストリーミング

ストリーミング
Photo by Parker Byrd on Unsplash

2021年までに、ビデオ(動画)はインターネットトラフィック全体の82%を占めるようになると予測されている。ブロックチェーンは、ビデオのエンコーディング、ストレージ、およびコンテンツ配信を分散化することで、トラフィックコストを大幅に削減する可能性がある。これは、NetflixやYouTubeなどの動画配信システムのプレーヤーを混乱させるかもしれない。

VideoCoin Networkはすでにこの分野の解放に向けて動いている。分散型ネットワークによるP2Pのアルゴリズムマーケットという形で、エンコード、ストレージ、配信などのクラウドビデオインフラを提供している。新しいブロックチェーンで運営されており、クライアントはVideoCoinsを使ってサービスをレンタルする。

Livepeerも分散型ネットワークであり、ユーザーはライブビデオを直接仲間と共有できる。ユーザーはビデオのトランスコーディングすることでLivepeer Tokensを獲得できる。Stream(閉鎖)も似たようなブロックチェーン型プラットフォームで、「コンテンツ制作者の力を取り戻す」ことを目的としていた。

43.ゲーミング

ゲーミング
Photo by Sean Do on Unsplash

オンラインゲームは拡大を続けているため、今では競争の激しいスポーツと見なされ、優勝したいと切望されているタイトルは多額の賞金が配布され、さらには闇市場もある。

ブロックチェーンを利用することで、ゲーマーはデジタル世界での競争、報酬の獲得、資産の交換をより平等に行うことができる。また、サードパーティの投資なくデジタルトークンを暗号通貨と安全に交換できるだろう。

ブロックチェーンの分散台帳を通し、ゲーマーは1つの完成されたキャラクター、あるいは一連のスキルやアイテムをデジタル世界で使うことができる。つまり、報酬をより早く獲得し、分散した情報源を通じて交換することができる。

こうした機会はすでに出現している。Huntercoinというプロジェクトはゲームのエコシステムで、プレイヤーは暗号通貨の報酬を得ている(この場合HUC coin)。e-スポーツやスポーツ賭博のプラットフォームとしては、Unikoin Goldがある。分散化されたブロックチェーンによって、ゲームプラットフォームはより安全で透明性のある取引を促進することができる。

44.食べ物と飲み物

食べ物
Photo by Dan Gold on Unsplash

最近、大腸菌やサルモネラ菌など食品/飲料業界では多くの過ちが起きている。ブロックチェーンは、メーカーや流通業者がこうした事故を回避するのに役立つかもしれない。

データを記録、保存、追跡する分散型元帳としてのブロックチェーンは、食品サプライチェーンを監視し、汚染問題をルートまで追跡する手段を提供する。これは食品加工業者にとって利益となり、流通業者は有害な商品が送られることを避けられる。リコールを減らしたり、迅速かつ効果的に対応できる小売業者が増えると、食の安全性は格段に高まる。

各サプライヤーが合意している限り、ブロックチェーンは説明責任のプラットフォームとして機能し、リコールやラベル間違いなどの問題が起きた場合、混乱を減らすのに役立つ。たとえば、ブロックチェーンによるデータ追跡は、QRコードとして簡単に適用できる。QRコードをスキャンすると、製品が顧客のカートに届くまでの全行程が表示されるといった具合だ。

これがErnst & YoungのTattoo Wine Platformの基本的な仕組みである。メンバーは、ワインのバッチやボトルのQRコードをスキャンし、ブドウからグラスまでを追跡することができる。

45.空の旅

空の旅
Photo by Jason Rosewell on Unsplash

フライト予約に使用されるデータを考えてみよう。名前、誕生日、クレジットカード番号、入国手続きの詳細、目的地、場合によってはフライトの予約方法に応じたホテルやレンタカーの情報などだ。

これらのデータを保護および管理するブロックチェーンを導入すると、より安全な移動が可能になり、旅行者の快適性を高められる。チケットをデジタルトークンに変換することで、セキュリティに新しいレイヤーが提供される。チケットトークンの機能の一部としてスマートコントラクトを使用すると、航空会社はチケットの販売と使用を制御し、顧客に確実な体験を提供できる。また、航空機メンテナンスの正確なログを作成したり、オーバーブッキングを防止したりするためにも使用できる。

航空分野へのブロックチェーン活用は、すでに実験されている分野だ。シンガポール航空は最近、ブロックチェーン上に構築されたデジタルウォレット 「KrisPay」 の利用を開始した。このプログラムは、頻繁に利用する航空会社へ即座に特典を提供し、追加便だけでなく様々な商品・サービスの購入へ安全にポイントを使用できるようにしている。

46.農作物と農業

食品・飲料業界で議論されている安全性とトレーサビリティの側面を超えて、ブロックチェーンは農業分野を進化させる可能性がある。分散化されたブロックチェーンシステムは、取引、市場での取引、さらにサプライチェーン全体の製品別物流を改善することができる。

農業におけるブロックチェーンの記録は、お互いに経験しなかったであろう商人間の信頼レベルを確立する。これにより市場が拡大し、売り手間の健全な競争が促進されると予想される。

AgriDigital社は既にブロックチェーン技術を使って穀物の売買や貯蔵をデジタル化しており、他の製品も追加する予定だ。農家から株式トレーダーまでの関係を管理し、安全性を確保する。

47.ギャンブル

オンラインギャンブルはここ数年で大きく成長している。しかし、いくつかの核心的な問題、すなわち透明性の大きな格差はまだ解決されていない。

ブロックチェーン技術の導入は、透明性を確立し、企業と消費者の間で信頼の必要性を排除するのに役立つ。ブロックチェーンは公正なゲームを保証するのに役立ち、それは台帳上で記録を操作することはできないからだ。

分散化によってギャンブルは普遍的にアクセス可能になり、オンラインカジノのコストを均衡させることができる。また、多くのギャンブラーにとって重要な匿名性も実現する。あまりにも多くの文書と検証を必要とするウェブサイトは、人々が遊ぶのを妨げ、ハッカーの格好の標的と見なされる可能性がある。

48.医薬品

医薬品
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医薬品は動きの速い業界として知られていない。この分野は革新と問題解決に重点が置かれているが、臨床試験やFDAの承認などには多くの煩雑な手続きが伴う。

ブロックチェーンを使用することで効率的なシステムを構築し、迅速なイノベーションと規制された製品、スマートな医療データへの扉を開くことができる。たとえば、科学者が自分の知的財産を気にすることなく、研究をより早く発表することができる。ブロックチェーン対応のシステムを通じてレポートが公開されると、レポートの存在が永続的に記録され、他のユーザーがレポートを自分のものと主張できなくなる。

ブロックチェーンは安全な薬の生産を強制することもできる。エラーが発生した場合、エラーを追跡しソースまで即座に辿り着ける。これはリコール防止に役立ち、少なくとも製造業者が小売業者へ迅速に連絡し、患者の健康や危険な薬剤の影響を減らすことができる。

49.トラッキング

トラッキング
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ブロックチェーンを使用して追跡・記録できる資産は、単なるデジタルトランザクションだけではなく、運送トラックなどの物理的なアイテムも含まれる。議論されている他業界の多くが公的な記録を扱っているが、プライベートなブロックチェーンネットワークは独自の可能性を提供している。

Blockchain in Transit Alliance(BiTA)は、業界標準を策定しメンバーのネットワークを教育するため、すでに結成されている。これは、現存する最大の商用ブロックチェーン同盟であり、メンバーはトラック運送業界と輸送業界を変えるフレームワークを開発している。

ブロックチェーンは、取引、出荷、車両管理を向上させるだけでなく、資産を保護し車両の効率性を向上させることができる。例えば、原材料を運ぶトラックを追跡し、遅れても安全な保管状態が維持されているかを確認すると、食品の汚染を即座に追跡できる。また、配送する場所と地域のトラックをマッチングさせることで、ルートの最適化にも役立つ。

しかし、この業界で分散化された台帳が機能するためには、中小企業、大企業、ラストワンマイルの出荷業者、巨大トラック運送会社など、あらゆる側面からの賛同が必要だ。全てが統合されなければ、システムは完全に最適化されない。

50.廃棄物の管理

廃棄物
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リサイクルは埋立廃棄物を削減するための最良の方法の1つであるが、これは混乱を招き労力を要する行為かつ見返りが少ない。ブロックチェーンは、すでに導入されているリサイクルシステムの最適化に役立つ可能性がある。

リサイクルを奨励する多くの企業が現れている。Plastic Bankは、使用済みプラスチックと引き換えにお金やデジタルトークンを提供しており、IBMと協力してリサイクルソリューションをグローバルに展開している。Recereumは地域に密着したプラットフォームで、リサイクル品を適切に仕分けした人へコインを使いコミュニティは報いることができる。

51.大麻

大麻
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カナダで大麻が完全に合法化され、アメリカ全土でも合法化への支持が高まったことを受け、大麻産業はテクノロジーと研究に多額の投資をしている。

合法化された大麻業界は厳しい規制を受ける可能性が高く、生産と流通を追跡するための透明で安全なシステムが必要だ。ブロックチェーンの技術は、農場から診療所までの製品移動記録を提供し、安全性と法令順守の向上に役立つだろう。

CBD製品の生産者であり供給者でもあるMile High Labsは、Chainと提携した。同社は、大麻業界向けにブロックチェーン方式のサプライチェーンを構築する。Mile High Labsは、サプライチェーンだけでなく、規制やコンプライアンスのためにも台帳技術を利用することにも関心を持っている。

IBM社はまた、各国政府が大麻の供給源と販売を管理する手段として、ブロックチェーン技術を提案している。

52.会計

会計
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銀行業界が暗号通貨やブロックチェーン技術に適応し続けるにつれ、会計士もそれに追随し始めている。

会計士は、納税申告書から銀行取引明細書、スプレッドシートに至るまで、広範囲にわたる個人情報や組織情報を含む文書を処理している。ブロックチェーン技術を階層化することで、会計事務所が処理する機密データの追跡が容易になる可能性がある。

ブロックチェーン技術によって可能になるデータ追跡は、AIを使って特定の会計サービスを自動化するのに役立つかもしれない。

4大会計事務所は、すでにブロックチェーン活用に参入している。KPMGはブロックチェーンに関する情報を調査し共有するためのプログラムやプロジェクトに投資している。Deloitteはブロックチェーンベースのソフトウェアを開発した。一方、PwCはブロックチェーンベースの監査サービスを作成した。

53.建築や建設

建設
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建設業は高度に規制された産業であり、しばしば複雑なプロジェクトのため多種多様な人材を雇用している。身元、仕事の質、信頼性の検証は、困難で時間のかかる作業だ。ブロックチェーンによるエコシステムは、ゼネコンが複数のチームにわたって身元を確認し、進捗状況を追跡することを簡単にし、課題解決に役立つ可能性がある。

ブロックチェーン技術はまた、建設資材が適切な場所から調達され、適切な品質であることを保証するのに役立つ可能性もあったり、スマートコントラクトがプロジェクトのマイルストーンにリンクされたタイムリーな決済を自動的に処理できるかもしれない。

54.連邦郵便

連邦
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米国郵政公社でさえ、業務とサービスを改善するためにブロックチェーンの導入を検討している。分散台帳技術は、USPSのコストを削減し、郵便局員の時間を節約する追跡システムの構築に役立つ可能性がある。

監察総局は2016年に報告書を発表し、金融サービスの合理化、より良い郵便ネットワークの構築、消費者身元確認の改善、サプライチェーン管理の合理化など、政府機関がブロックチェーンを利用する方法をまとめた。

55.公共交通機関

都市の成長は、公共交通システムの負担になっている。

ブロックチェーン技術を採用すれば、都市は住民がどのように公共交通機関を利用しているか理解できるようになるだろう。例えば、イギリスに拠点を置くDOVUは、ユーザーがバスや電車、自転車、さらには歩行者の通り道の使い方など、通勤や交通に関するデータをブロックチェーンに紐づくアプリを介して共有することを可能にし、ユーザーへトークンで報酬を与える。同社は自動車メーカーや大手輸送企業Go-Aheadと提携している。

ブロックチェーンは、より機能的で合理化されたシステムに貢献することもできる。例えば、車両の効率や適時性に関する情報(経路およびスケジュールをより良く最適化するのに役立つ情報)を格納および共有することができる。

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